「おすぎとピーコ」でお馴染みのピーコさん(78歳)が万引きで逮捕されていたという報道。
2023年3月25日に買い物に訪れたピーコさんは万引をしたとして逮捕。「カードで支払った」と説明したが、カードは使用停止となっていた。また、ピーコは万引きを繰り返しており、買い物した店とは別の自宅周辺の複数のお店が警察に相談していたという。
ここ数年、ピーコさんをめぐっては、双子の弟であるおすぎ(78)との“老老介護”の様子が取り沙汰されていた。
おすぎさんに、2021年夏ごろから認知症の症状がみられるようになったことで、ピーコさんとの同居を開始し、ピーコさんがおすぎさんを老老介護していました。しかし、次第にピーコさんにも認知症の兆しが見え始め、同居を解消しおすぎさんは施設へ。
その後、ピーコさんは独り暮らしを続けていたようですが、3月下旬にピーコさんは家のエアコンとテレビをつけたまま行方不明に。
警察に捕まって、そのまま自宅に帰ることなく施設という流れのようです。差別が残る昭和の時代から歯に衣着せぬ毒舌で、テレビで活躍していた人物としては悲しい人生の末路、かなり寂しい。
ピーコさんは、生物的には男性ですが、認知症による高齢万引は圧倒的に女性が多い。9割を超えるといいます。
私も大型スーパーで働いていたときに、万引はたくさん見かけました。大きな店では、警察から天下りした警備担当がいます。それでも現場確認は難しいため、専門の万引Gメンを派遣を頼みます。ある程度、目星をつけた人物をマークしてもらい捕まえます。
単にこれだけだと、万引Gメンは次に呼んでもらえるか、わかりませんので、次々と捕まえていきます。歩き方、目の視線などの振る舞いで、わかるらしく捕まえようと思えば再現はないのですが、そのたびに警察を呼ばなくてはなりません、ある程度の人数をこなしたら終わりです。
捕まった人には、ちょっと可愛そうですが、わざと見せしめ的にお客さん多い通路を歩かせて、事務所に行くことも。「万引を捕まえる専門家いますよ」アピールです。店長は効果大といっていましたが、もうちょっと他の方法があるような気がしないでもありません。
高齢者で認知症による万引き事案もよくありました。これが多岐多様です。
認知症の初期の人は、昨日はちゃんとしているのに、今日は認知症の症状が現れている。この場合、レジを通した通さないは仕方がないことかもしれません。が、ピーコさんの場合、逮捕されていることからちょっと疑問がわきます。
認知症の症状が確かにある老人が捕まったことがありますが、明らかに通常の万引き犯のような手口です。死角を見つけ、他の買い物に紛れて盗みをします。歩んできた人生の中で盗むという経験があって認知症で再開というこのなんでしょうか?
自分の経験の中では、82歳の老婆がカゴいっぱいの商品をレジを通さず店を出て保安員に捕まったことがあります。私の担当している商品も含まれていて確認をしにいきましたが、お財布には現金がパンパンにつまっています。地主の資産家ということですが、もう、明らかに意味不明です。身柄を引き取りに来たおまわりさんを息子の名前(と思われる)で呼んでいます。
経済的な理由で、認知症や精神疾患を予想ケースもありますし、何よりも高齢者の万引き数は、非常に多く、悲しくなってしまいす。若い人のように更生して、うんぬんというポジティブなことでもないですし、残りの人生安らかにとしか言いようがありません。
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