悪性リンパ腫の末梢性T細胞リンパ腫という病気を患っています。この病気、細かく細分化されており、治療法も抗癌剤を使った化学療法と放射線治療などを組み合わせていきます。標準治療は確立されていないタイプのようです。
悪性リンパ腫と診断、告知されるまでの過程が本当に時間がかかりました。1年半以上かかりました。
私の場合、リンパ腫の前兆とされる型ではなかったため、時間がかかり、病院を転々とするはめになりました。通常は悪性リンパ腫は、首、耳の下周辺、脇、股関節などにしこりや腫れができます。わかりやすい兆候が出てくれれば、良かったんですけどね。
最初の異変は、2017年の9月でした。朝起きたら目の周りが腫れていて、視界が遮られる状態でした。
腫れている部分から、膿が出ているような感じです。涙と混ざり濁って見えます。痛みはないものの、痒み、こするのを我慢出来ないから、強く抑えていた覚えがあります。
目の病気だと思い、近所の眼科(川崎大師駅前)に行きました。
想像通りの「流行性結膜炎」と診断されて、「10日程度で治る」と目薬を処方されました。が、いつまでも治りません。感染るものですから、職場などで気を使うし、だんだん悪化している感じがあったので、再び病院に訪れました。
経験の豊富そうな老先生は、舌打ちし、ブツブツいいながら「結膜炎だよ!薬ちゃんとつけてんの、タオルとか使い回しするな」と。やたら「慶応大学、〇〇大学客員教授」とプロフィールが顔写真と一緒に貼られている待合室でした。開業医なんてこんなものかな。クソ医者💢、2回の診察代と薬代で5000円損した。
クレームを言いたかったのですが、どんどん悪化していきます。急いで眼科で評判いい大きな病院に行きました。最初から、そこに行けばいいのですが、紹介状がないと5000円くらい余分に取られます。電車に乗って行く必要がありました。視界がどんどん狭くなって行く中、頑張っていきました。
川崎駅から徒歩10分くらいの距離、たどり着いた病院は、ホテルの様な雰囲気が漂っています。
大抵の病院がそうですが、受け付けで「今日はどうしました?」的なことを聞かれ、アンケートのようなものを書きます。診察券を発行してもらい、自分で診察して貰える場所に行きます。
受付の女性に「目が腫れている」と言うと「両目が腫れてますね~ちょっと待ってください」と診察室まで案内してくれて、看護婦さんをすぐに呼んでくれました。
優先的に見ていただいだのですが、眼科で評判のいい病院です。
川崎は人口が多いため、とんでもない待ち時間です。長時間待っている人の間をぬって診察室に入るのは、若干、冷たい視線がありましたが、やもえません。外観のホテルライクな雰囲気、働いている人があっている感じです。ただ総合病院としての評価はちょっと……….あまりいい評判は聞きません。
結論から言って「わからない」という診断です。血液検査、CTの検査を行いました。
病名をつけるとすれば「甲状腺眼症」ということでした。内科や皮膚科に見てもらいましたが、やはりよくわからない。皮膚科の先生は、血行障害の一種。内科の先生は肝臓の数値が多少悪いだけ。それ以外は何も見つからない。
治療はステロイドを5mlを2回、1日10ml飲んでいました。治まってきたので1ヶ月程度で終了しました。感想としては、得意分野の眼科は非常に優れいているけど、それ以外はどうかな?って感じです。この時点で命を脅かすような深刻な病気という認識はありませんでした。
ステロイドの副作用
ステドイドを処方された時に、副作用の説明はあった。
・易感染による感染症
・クッシング症候群
・副腎皮質機能不全症
・低カリウム血症
・糖尿病(糖新生促進により)
・骨粗鬆症(骨量の減少により)
・消化器の潰瘍(消化管粘膜への影響により)
・白内障・緑内障(眼圧亢進により)
・月経異常
・満月様顔貌(ムーンフェイス)
・皮下出血・紫斑
などありますが、私の場合、見事に顔が丸くなるムーンフェイスなってしまいました。
ムーンフェイスは長期間のステロイド剤の大量服用により生じます。ステロイド剤の大量内服により、脂肪の代謝が妨げられること、そして食欲増進をすることにより、特に身体の中心(顔や首の周り・肩や胴体など)部分に脂肪が多くなります。そのため上半身に送られる血液量が特に増加するため、顔が腫れぼったい状態になります。見た目を気にされる方も多いですが、健康上の問題は特にありません。
引用元;はてナース
ムーンフェイスは、ステロイド剤の量が減少(医師の指示の元)すると自然に改善します。しかしステロイド剤の内服中は、食欲増進や脂肪の代謝障害を起こしやすいことを患者さまに事前に説明しておくとよいでしょう。
またバランスのよい食事摂取、過食や間食を避ける、そしてカロリーの低い食品に置き換える方法も合わせて伝えましょう。一方、カロリーの抑え過ぎによる栄養不足は、ステロイド剤の副作用で易感染状態による感染症を発症しやすい為、注意が必要です。
今思えば、食事のことなんてなんにも考えてなかった。食欲が止まらなかったのは、実感があります。気がついたら3号炊の炊飯器があっという間になくなるくらい食べてた。
気がついたときには、顔がひどく丸くなっていました。妹からは「別人」と言われくらい。身近な存在から言われるくらいだから、相当だったと思います。ステロイドが「体から抜けたら自然に改善されるのかな」と思っていたのですが、なかなか治りません。
半年ぐらい様子をみていたんですが、不安になってきます。
新川橋病院で「甲状腺眼症」と診断されて、ステロイドが原因で顔がムーンフェイス、真ん丸になっているわけですが、甲状腺の病気とはあまり関連性がないと説明を受けていました。
関係がないなら原因は何なんだ?副作用ではない?
ここでの診察は、半年ぐらい続きましたが、うやむやな感じで終わります。
新川橋病院は、昔から眼科の有名な病院です。最近では脳神経外科が注目を浴びています。脳動脈瘤・脳動静脈奇形等の脳血管外科手術において世界的に評価の高い佐野公俊医師が副院長・脳神経外科顧問として実際の手術・診療に携わっています。
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