自民党裏金事件でも暗躍されている
安倍派は、派閥のパーティー券をノルマを超えて販売した分について、所属議員にキックバックしてきた。この慣習は20年以上前からとの証言も出ています。
2022年4月、派閥会長だった安倍晋三・元総理はキックバックの廃止を指示、しかし、銃弾に倒れ死去すると、森の指示で復活したといいます。
裏金事件の処分にしても、阿部派の塩谷立・衆議院議員、世耕弘成・参議院議員は「離党勧告」を受けた。萩生田光一前政調会長と、松野博一前官房長官は「党の役職停止1年間」と寛大な処分で終わりそうです。
森との関係性に応じて、詰め腹を切らされた感じです。今でも派閥のオーナー気取りですが、なんでこの無能極まりない老人が、政界で権力を握り続けられるのか？
父親は石川県能美市・根上町の町長。大学は早稲田の商学部、ラグビー人脈をいかし、推薦で入いるもラグビーは挫折、雄弁会で人脈を築く。
産経新聞に入社します、この年の採用なし。雄弁会で築いた政治家人脈を頼りに水野成夫までたどり着きます。
水野成夫は、共産党の機関紙「赤旗」の初代編集長、もちろん党員でした。戦後、労働争議の抑え込みに活躍、経済界からの信頼を得ることに成功。左翼反米の真逆のフジサンケイグループを創設した人です。池田隼人内閣では「財界四天王」と称され、内閣を支えた一人。
水野成夫 フジサンケイグループ創設
新聞記者としては有能だったようです。社長に取り入るのはうまそうですし、人脈をつくる能力だけは長けているようです。
2000年4月、総理になったときには、「日本の国は天皇を中心とした神の国」など失言を繰り返し、1年で退陣に追い込まれます。買春疑惑もあった最悪の首領でした。
初当選は、自民党幹事長の田中角栄は「泡沫候補」と呼び、公認を与えなかった。が、岸信介元首相の応援を得ることにより、下馬評を覆し、トップ当選することに。
その後、同じ選挙区の奥田敬和とは「森奥戦争」呼ばれる政争が繰り広げられることに。福田派と田中派の地域争いです。泡沫候補と呼ばれ、公認されなかった遺恨は長らく続きます。
1988年のリクルート事件では、未公開株の売却益1億円をもらい、東京オリンピック汚職では、200万円を「お見舞い」として受け取っていた。
失言は数えきれない、失言を繰り返す政治家は多くいます、中曽根派を引き継いだ渡辺美智雄もそうですが、無理やり探せば、可愛らしさがあり、許されるところがありました。この人には持ち合わせていない、しかもそれをわかっていないところが、憎たらしさを増します。
体育会系の脳みそで「人脈、利権、金集め」渡り歩いてき、ある意味大したものです。
バカ息子と呼ばれた森祐喜は、石川県会議員でしたが、不祥事の末、46歳の若さで他界している。
2010年8月7日、飲酒したにもかかわらず車を運転し、小松市のコンビニエンスストア「ポプラ小松大島店」に突っ込む事故を起こして逮捕。その後、議員辞職。流石に揉み消すことができませんでした。
2011年7月25日、入院先の病院で急性膵炎による多臓器不全のため死去。真偽は不明ですが、色々な黒い噂が絶えない人でした。
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