ジョン・ポールソン CDSでボロ儲けCEO

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John Alfred Paulson(ジョン・ポールソン)

サブプライムショック時だけでその5倍の150億ドル(当時のレートで1兆8000億円)の利益を出し、実に600%のリターンを出した男。として有名です。

ジョン・ポールソンはポールソン&Coというヘッジファンドの創業者です。彼はボストン・コンサルティング・グループやOdyssey Partners、ベア・スターンズなどを経て39歳でファンドを立ち上ます。それ以来、合併アービトラージなどのイベントドリブンでファンドを運営していました。

サブプライムショック時には、マイケル・バーリ(映画マネー・ショートのモデル)同様、CDSで莫大な利益を出しました。さらに、2009年には、元FRB議長のグリーンスパーンをポールソン&Coに引き入れます。

サブプライムショックの逆張りでボロ儲けしたのですから、今も、さぞ大儲けしているだろうと思うと思いますが、現在は苦境に立たされいます。2010年は49億ドルの報酬を得て過去最高を更新していますが、それ以降は成績不振にあえいでいる。

2011年に380億ドル(約4兆1300億円)だった運用資産は約90億ドルにまで減少した。

不振にあえぐ自身のヘッジファンドをたたんで、自分の資産だけを運用するとの観測はここ数年広がっていた。ポールソンの運用資産は2011年のピーク時(380億ドル)から減少。戦略の失敗や顧客の資金引き揚げが背景にある。リーマンショックによる米住宅市場の下落に賭ける投資で成功し、富と名声をつかんだ。(ボロ儲け)

一部ファンドの資金を投資家に返還したほか、シニアトレーダーらを削減した。ポールソン氏に近い複数の関係者は当時、同氏にはファミリーオフィスの計画はなく、むしろ合併・買収(M&A)アービトラージ戦略に再び集中する方向だと話していた。

2018年3月に当局に提出された文書によると、ヘッジファンド会社ポールソン&Coは昨年、いわゆるファースト・ロス方式で資金を提供する3社と契約を結んだ。トップウオーター・キャピタルとプレリュード・キャピタル・マネジメント、ブースベイ・ファンド・マネジメントは、市場の方向を読み誤ったポールソン氏に高いレバレッジを可能にした。

ファースト・ロス方式の仕組みは。ポールソン氏のような運用者がファースト・ロスのファンド口座に資金を入れ、3社はこの資金の9倍もの額を提供する。提供された投資資金で得たトレーディング利益のうち運用者が手にできるのは約55%だが、投資戦略が失敗すれば損失はまず、運用者が入金した資金から引かれることになる。

3社はファースト・ロス戦略で資金を提供する大手だが、運用者が入金した資金が枯渇すれば直ちに口座を閉じることができるため、損失を被ることはほぼない。

 

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