市立川崎病院での治療が効果が出なかったため、血液内科チームがある井田病院に移ることになりました。市立病院です。
東急線・日吉が最寄り駅なんです。
私の住む川崎大師からは、東京・蒲田もしくは、横浜にいったん出るしかありません。超不便です。日吉駅は慶応と日大があるため、若い子が多いです。病気で弱っている自分にはちょっと嫌だったので、バスで駅を避けていくことにしました。京浜急行で育ったので、東急東横線は緊張するんですよね。
1949年、井田山の上に開院した市立病院です。山といっても標高33mしかありません。が、歩いたことがありますが、長い階段を上っている感じです。
当初は結核専門でした。1940年代から50年代の半ばまで結核は日本人の死亡原因の1位でした。少しでも空気がよく、隔離できる場所というわけで山の上に作られたわけです。結核自体は1964年に発見された革新的な新薬「リファンピシン」によって治療可能な病気となります。
私の住んでいる川崎大師は、かつて工場地域からの公害と日本一空気が汚いといわた産業道路の近くです。子供のころ、規制や排ガス性能も上がり、ましにはなっていました。それでも喘息を患っている同級生がいたりして、入院していた記憶があります。光化学スモッグ注意報とかあったしね。
歴史があるので、以前は古い建物でした。心霊スポット的な扱いだったんですよね。近くには慶応大学日吉キャンパス内にある「日吉台地下壕」という海軍の重要機関が入居していた地下要塞があります。そことつながっていたかは定かではありませんが、防空壕があったことは習ったような覚えがあります。結核病棟もあったしね、たくさん死んでいますよ。
2012年5月1日に建て替えが完了して新しくなっています。最初見たときは、ホテルのような感じです。悪いイメージを払拭すべく、がんばったのかな。すぐに入院というわけにはいかないので、3回外来で検査をしてからの入院になります。
後で気が付きますが、結核病棟もあるため、感染症対策ば優れた病院です。フロア自体を減圧して空気の流れをコントロールしている、という説明を受けました。血液内科のチームもあります、が、骨髄移植ができる設備はありません。私にとっては、中継的な病院ということになります。
段階的に治療をしなければならいようです。3週間の抗がん剤治療を予定していますが、川崎病院で受けたCHOP治療より、抗がん剤の量が多くなり、それが効果があるかどうか?確かめる感じですね。
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