10年前の逗子海岸殺人 新たな証言で立件へ

社会考察

10年前の2013年、逗子の海水浴場に繋がるトンネル通路で暴力団員が刺殺された事件。

逗子海水浴場に遊びに来ていた千葉県松戸市の住吉会系組員(4人)が、稲川会の組員と喧嘩になり殺されてしまったという事件。住吉会組員も刺され重症を負っている。

10年前の事件ですが、重症を負った住吉会組員は喧嘩相手の稲川会組員ではなく、仲裁に入って仲間にやられた、という新しい証言を得た、それで今回、殺人未遂として逮捕したことになります。

逮捕されたのは、元住吉会系組幹部の吉田将豪・容疑者(39)

この事件は発生後、すぐに吉田将豪、幸良政光、弟で幸良栄作の3容疑者を逮捕。重症を負ったのは幸良政光。しかし目撃者もなく、使用された刃物も見つからず、トラブルになった原因、場所も分からず、不起訴になっています。

この不起訴は驚きを持って伝えられます。1人死亡、1人重症なのに不起訴不当議決・検察審査会、地検は2013年12月に4人を不起訴処分としていた。

複数の目撃証言から、被害者の胸や左首付近を刺したと認められると判断。検察官が指摘した、ほかの関係者をかばっているような状況はないとした。また、ほかの3人との共謀は認められないとした。被疑者4人のうち1人が「不起訴不当」、残りの3人が「不起訴相当」とされた。

真偽の程はわかりませんが、住吉会側も刺されている、過剰防衛ではあるが、許される。先に絡んできたのは向こう。死人に口無しで、犯行現場もトンネル、立証はできないという形に。

これを覆し、警察の執念が伺えますが、裁判を維持できるか?疑問です。別の殺人に関する事件で逮捕されてる容疑者ですから、連携を図った可能性もあるかも知れません。こちらの方も微妙です。

2013年の逗子海岸の事件は不可解な点が多いとされています。泥酔して突発的な事件として片付けられていますが、住吉会が、わざわざ稲川会の縄張り、神奈川県で挑発し、事件化することは珍しくはありません。

2009年、平塚七夕まつりの最中に、住吉会の2人の組員が入れ墨を見せながら歩くなどして挑発、路上で喧嘩になり、事務所で射殺されることになる。平塚は稲川会相模一家の縄張り、このあと報復合戦になり本格的な抗争となる。

2013年の逗子海岸の事件も何らかの目的、平塚事件の延長か?大規模な抗争になるではないか?と危惧されましたが、収束します。

吉田将豪・容疑者たちも、逗子に度々訪れており、何らかの繋がりはあったようです。このときの湘南は「入墨の品評会」と言われるくらい、そんな人達ばかりで混み合っていましたから、そんな事情もあるかも知れません。

吉田将豪・容疑者は、現在、別の事件で勾留されている。2014年3月に千葉県内で知人男性を路上で拉致して殺害し、茨城県内の山林に埋めて遺体を遺棄したとして、2022年3月に逮捕監禁致死などの罪で起訴。殺害されたのは高橋源太さん。

情報提供があり、白骨した遺体が山林から見つかったが、事件から8年経過しており、裁判がどうなるか不透明。

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