暴力団が飲み屋で暴れた事件。なんてことない事件ですが、警察ののんびりした対応、群馬県からわざわざ巣鴨?と不自然なニュースではあります。
群馬県高崎を縄張りしている暴力団が、東京巣鴨で暴れていたわけです。しかも「ケツ持ち出せ」「落とし前つけろ」「俺たち暴力団だ」と揉める気満々です。まるで映画のような脅迫と見出しが踊っています。
飲食店店長に土下座させ店員に暴行 稲川会系「上州共和一家」幹部ら4人を逮捕
2022年8月に東京都豊島区の飲食店で、店長らに因縁をつけて無理やり土下座させ、店員に暴行を加えるなどしたとして、指定暴力団・稲川会系「六代目上州共和一家」幹部・植田昭生こと新田昭生容疑者(56)や、同組員ら4人を暴行などの容疑で逮捕した。調べに対し、4人は容疑を否認している。
新田容疑者ら4人は2022年8月29日、豊島区の飲食店で店長(当時28)を脅迫して無理やり土下座させるなどしたうえ、店員(当時44)に対し、「ケツ持ちを出せ」「俺たちは暴力団だ」などと脅して、ネクタイを引っ張ったり、左脇腹を複数回殴るなどした疑いが持たれている。
新田容疑者らは当時、6人で午後11時ごろから数時間酒を飲んでいて、「少しくらいサービスしろよ」などと店長らに突然因縁をつけ、取り囲んで「どう落とし前つけるんだ」などと脅したという。
翌午前2時ごろに、「お店で店員と客のトラブルが起きている」との通報があり、警察官が店に急行したが、新田容疑者らが酒に酔っていたこともあって現場の状況が確認できず、その日は、事件化されなかった。
後日、改めて店側が事情を説明し、10月になって被害届を提出。巣鴨署の捜査から4人を逮捕した。店の防犯カメラには、男性店員が首根っこをつかまれて、床を引きずられる様子が映っていたという。
警視庁は、新田容疑者ら4人と一緒に店にいた他の2人も暴行を加えたとみて、行方を追っている。
まるでドラマや映画で描かれるような因縁・脅迫・暴行シーンが繰り広げられた訳だが、逮捕された4人は全員が否認。「その場にいたことに間違いないが、無理やり土下座をさせるようなことはしていない」「よく覚えていない」などと話しているという。
まず、警察のやる気の無さが非難されています。事件化されず、2ヶ月経過してから被害届を提出。逮捕されるまで、さらに5ヶ月。暴力団が暴れてもこの対応の遅さには、呆れた感じです。
なにかの会合で、群馬県から上京して偶然、東京巣鴨でお酒を飲んで暴れた?
調べると、稲川会系「六代目上州共和一家」幹部・植田昭生こと新田昭生容疑者は、総長代行となっており、森田晃向(稲川会直参)をトップに、序列では2番めに名前が掲載されています。
群馬県は北関東では栄えている方ではありますが、暴力団は締め付けられ、経済的に苦境にあるのは全国の地方都市は共通しています。末端の組員なら、出稼ぎ的なことも考えられますが、幹部組員です。なにかの目的があってと疑われるの目を向けられるのは、不思議なことではありません。
東京巣鴨は入り組んでいますが基本的に、住吉会・滝野川一家が存在します。池袋から大塚あたりまでは不良外国人も多く、チャイニーズドラゴンなどの半グレと呼ばれる準暴力団の存在も。
私は川崎の住んでいますので、住吉会の関係者とわかると警察も警戒しだすと、飲み屋と雀荘を営む友人が言っていました。過去に平塚の方で、入れ墨を見せて、あからさまに挑発行為をしていた住吉会の組員を地元の稲川会の組員が殺害、抗争に発展した事件もありました。
群馬県は稲川会が多い地域ではありますが、高崎市では平和で治安もいい街です。事件が多いのは前橋市で、半グレと暴力団が絡んだ事件や過去には、一般市民3名を含む4名が死亡した「前橋スナック殺人事件」といった凄惨な事件ありました。
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