エーロ・サーリネン 20世紀を代表する建築家

芸術

1910年フィンランド、キルッコヌンミ生まれ。建築事務所を手伝いながらクランブルック美術アカデミーの教授でもある父親(エリエル)の助手を勤め、そこでチャールズ・イームズと出会う。1940年共同で製作をした「オ-ガニックチェア」がMoMAのコンペで最優秀に選ばれる。その後、ノール社のために数々の家具デザインを手がけたりニューヨーク ケネディー空港TWAターミナルを設計したりと、アメリカのミッドセンチュリー期における重要な役割をはたしたデザイナーの一人である。

建築家として重要な人物ですが、プロダクトデザイナーとしても20世紀を代表する人物です。1961年に51歳で脳腫瘍で亡くなってしまいます。建築家・プロダクトデザイナーは老境にかかるときに、代表作が生まれるので、残念でなりません。

エーロ・サーリネン ウームソファ

エーロ・サーリネンの代表作のひとつ。ミッドセンチュリーを代表するソファです。 womb(ウーム)とは子宮という意味で、まるで女性の子宮の中にいるような安らぎが得られることから命名されました。座と背はFRPの一体成形で、発泡ゴムのパッドを張りぐるみで仕上げており、さらに座と背にクッションを置くことで座り心地を高めています。

ウームチェアといえば、その座り心地とともに彫刻的でエレガントなシルエットも魅力。どんな座り方でも美しく見えます。映画のワンシーンにも度々登場している、名作チェアです。

エーロ・サーリネンは、生涯でいくつもの椅子を設計しました。そのひとつが「ウームチェア」です。この椅子は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)が主催したオーガニックデザインコンペ(1940?41年)に、サーリネンとイームズが連名で出展した椅子が原形とみられます。サーリネンの椅子は彫刻的であること。また有機的で優美な佇まいが特徴です。どんな座り方をも受け止めてくれるそのフォルムは、子宮を意味する「Womb(ウーム)」という名の通り、母胎内にいることを想起させるような心地よい安らぎを与えてくれます。

背と座は、FRP(繊維強化プラスチック)で一体成型したシェルにファブリックが張られ、大きなシート部分を細いスチールパイプの脚が支えています。サーリネンは低位置からみえる乱雑な脚をなくしたいと思うくらいでした。ウームチェアの脚を極限まで細くしたことが物語っています。サーリネンは、その後も椅子の脚部に注目し、チューリップチェアで採用した一本脚(ペダスタル構造)の発想へと繋がりました。

チューリップチェア(Tulip chair)

エーロ・サーリネンによりデザインされた椅子。こちらが代表作として扱われます。椅子の形状がチューリップの花に似ていることからこの名称がつけられた。

椅子は1956年にアメリカ合衆国ニューヨーク市のオフィス家具を扱う企業、ノール社へ向けてデザインされたものである。当初椅子はダイニングテーブルに合うような椅子としてデザインされた。その後椅子はモダニズムの道をたどり、さまざまな素材の実験的な品目となっていった。

材質には基調となるアルミのほか、ガラス繊維強化プラスチック (GFRP) もフレームに使用されている。また、クッションには革および布地が使われている。チューリップチェアは今日において、産業的デザインの典型と考えられている。また、椅子はその曲線や素材の使い方が、しばしば先端をいくものであるとも考えられている。

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