アメリカでは性的加害による犯罪は、終身刑になる可能性もあるようです。
米コロラド州デンバーの心臓専門医・スティーブン・マシューズ(Stephen Matthews 36歳)に対して、2024年10月、懲役158年の有罪判決が下された。アメリカの各メディアでも大きく取り上げられています。
出会い系アプリで知り合った複数の女性の飲み物に薬物を混ぜ、相手の意識を朦朧とさせて抵抗できない状況にして性的暴行を加えていた。
終身刑に値するこの判決に対し、被害者と家族からは拍手が起こった。米ニュースメディア『CBS News』などが報じた。
米メディア『CBS News Colorado』が長期にわたり取材を続け、それによると声を上げた被害者は8人で、別のメディア10倍はいるだろうとのこと。
エリック判事は「この事件には圧倒的な証拠が揃っている。君はこの世界をより暗黒なものにしたんだ」と語り、被害者に向けて「あなたたちを癒すことはできない。
ただ元気に暮らし幸せになって欲しい。あなたたちに平和が訪れることを祈っている」と優しく言葉をかけた。
懲役158年とは驚きの数字だが、性犯罪では別に珍しいことでないらしい。
2021年6月では、オレゴン州の裁判所で、少女4人に対する性犯罪に問われた34歳の男に対し、275年半の拘禁刑が宣告された。
犯行は2014年8月から2020年1月の間に行われたとされる。
検察官が『前代未聞』と表現するほどの性犯罪であったため「ワンストライクアウト法」と呼ばれるオレゴン州独自の法律を適用。
これは初犯だろうが、酌量があろうが、関係ないというもの。
「7件の第一級ソドミー罪(自然に反する性行為)と3件の第一級性的暴行罪でそれぞれ25年、3件の第一級性的虐待罪で[それぞれ]75ヵ月、1件の第一級性的暴行未遂で45ヵ月、1件の第二級性的虐待罪で36ヵ月の懲役刑となり、合計で275年6ヵ月の懲役となった」
日本の法律が甘すぎるのか。
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