2017年12月に発生した常軌を逸した事件。
不動産業を営む男が、アルバイトの店員がつくった雑炊が気に入らないとして謝罪する経営者を殴り殺したという信じられない事件です。
この店では〆の雑炊は自分で作るシステムだったようですが、アルバイトにやらせ、それが気に入らないと激高、正座をし謝罪ている経営者を1時間40分にわたり暴行に及んだ事件です、が、衝撃的な事件のわりに報道は少なく、警察の対応も鈍い、さらに過失致死が適用され、懲役15年で済んでしまった。
定かではありませんが、主犯の浜野慶治という男は、暴力団・神戸山口組山建組健國会の幹部だったという経歴があるという。集団暴行のうえ死体遺棄、恐喝、障害、薬物などで前科は二桁以上と。これが本当なら近年の司法制度で15年で済むはずありませんので、間違っている可能性も。滋賀の司法があまいのか?
事件は飲食店としては繁忙期で暮れも押し迫る12月21日の夜。滋賀県草津市「隠れやダイニング蔵間草津店」で起きました。7~8人で来店、個室で飲食。入店から3時間経過した10時頃、アルバイトの男性店員に本来、自分で行う作業を強引にさせ、言いがかりをつけます。確かにアルバイト店員は不慣れで雑炊はひどいものだったようです。
初動から店長が対応していたようですが、浜岡慶治は「責任者を呼べ」と要求。滋賀県栗東市内にある別の系列店にいた経営者の糸岡真二さんが連絡を受け、11時15分ごろから対応します。そこから店内の個室で暴行が始まります。
なぜ警察をすぐに呼ばなかったのか?このへんは疑問で、みかじめ料、不動産のトラブル、資金的なトラブルか?と憶測を招くことになります。実際はなかったようです。従業員には「自分が納めるので警察を呼ばないように」指示していたようです。
警察の通報は近隣飲食店から「大きな音がしたので見に行ったら店のドアが壊れている」と。草津署署員が駆けつけたのは日付をまたぎ、22日午前1時40分ごろ。糸岡真二さんは血だらけで倒れていました。病院に搬送されましたが、肺損傷により亡くなってしまいます。
一緒に来店、食事をしていた他の6人は止めにはいりましたが、逆に殴られて「手が付けられない」と逃げ出します。その際に、慌てて逃げ出したようで、店のガラスドアが割れ周辺の人たちが気付いたという経緯です。
主犯は不動産仲介業・浜野慶治(46歳)、共犯として土木作業員・関一也(45歳)。裁判の結果は浜野に懲役15年(求刑20年)、関に10年が下されています。
暴力団関係者でなくても無期懲役が相当、過去も含め暴力団に属したことがあり前科があるなら死刑相当です。当然ですが、殺人で裁くことができず傷害致死でしかいけなかったことに批判が集まっている。
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