アンドリュー・ワイエス アメリカの国民的画家
主に水彩絵の具やテンペラで作品で描き、素描も膨大に残されています。ワイエスは自宅のあるペンシルベニア州チャッズ・フォードと、別荘のあるメーン州クッシングの2つの場所で、風景や人物を描いています。メーン州では”衰え朽ちる”物事に興味を抱き、チャッズ・フォードでは”大地に潜むしっかりとした土台”に魅力を感じたという旨の言葉を残しており、それぞれの地で徹底した観察による描写を行いました。日本でもたびたび展覧会が開かれ人気が高い画家です。 【クリスティーナの世界】 1948年ニューヨーク近代美術館によって買い上げられたことでワイエスを一躍有名にさせた出世作。クリスティーナはモデルの名前で、手足が不自由...