2023年1月16日から、マクドナルドが再び値上げとなります。1年にも満たない間で3度の値上げとなり、細かく刻んで値上げしてきた印象ですが、今回はけっこうな上げ幅です。
ノーマルのハンバーガーが170円です。
日本にマクドナルドを根付かせた藤田田(ふじたでん)氏の時代には65円という、常軌を逸した値段のときもあったので、それを知っている人から見れば、感慨深いものがあるかも知れません。この時代に日本人の食習慣のローテーションに組み込まれたと思うので、すごい戦略だとは思いますけど。
今回の値上げには、お得感のあるランチメニュー「ひるマック」も思いっきり値上がりです。50円の上昇。その前の値上げで「コンビ」メニューがなくなってしまい、復活を密かに期待したんですが、やはりありませんでした。ビックマックのコンビ、400円は頻繁に利用していたんですけど・・・復活を待ち望みたいです。
長くコンビニとの競合で、コーヒーだけは値上がりを回避してきました。すでにセブンイレブンを始め20~30円の値上げをしていますので、マクドナルドも値上げの決断をしたようです。
Sサイズ120円、Mサイズ180円(いずれも税込)の2展開、それぞれ20円の値上げとなります。
価格変更に伴い中身を一新するというアナウンスでした。マクドナルドのコーヒーは、リニューアルをするたびに少しだけ、あまり感じないくらいの変化をしてきました。
はるか昔ですが、マクドナルドのコーヒーは「泥水」と表現する人もいたり、「煮込んでんの?」というくらいまずい代物であったことは間違いないと思います。2008年に「プレミアムロースト」と言う名前で一新して、それまでの悪い評判が大きく変化しました。
これがけっこう劇的で、専門店のドトールよりも評価が上回ります。半分の値段で。
セブンイレブンが、店頭で一杯ずつドリップする「セブンカフェ」を導入したのが、2013年です。他のコンビニも追随し、Sサイズ「100円」の時代が長く続きます。直接的な競合とはいえないかも知れませんが、やはり集客商品ですから、合わせるしかなかったんでしょう。
すごく美味しい。個人差があると思いますが、好きです。
このリニューアルで、豆の産地・焙煎度を見直し、従来の「甘味・酸味・苦みのバランスが良い味わい」から、「ガツンとした力強いコクとクリアなキレ」のある味わいへと一新。時間経過による尖った酸味を抑え、デリバリーなどで時間が経っても味を損なわないようにした。
いままでは、アメリカンコーヒーをちょい濃くした感じで、すっきりと言えばそうなんでしょうけど、物足りないし、飲みごたえがなかったんですが、しっかり酸味があります。コンビニコーヒーより美味しい!個人の好みですが「酸味がしっかりあるコーヒー」が好きな人はいいかも知れません。
他のメニューに変化はありませんが、さすがに客足が減っているのかな?ランチタイムには、かなりの列をなしていました。目に見えて減少しています。光熱費が爆発値上がりして、すべて物価が上昇してますので、財布の紐が厳しくなるのはしょうがないですね。
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