露外相「ヒトラー=ユダヤ人」説 むしかえす

社会考察

ロシアの外相ラブロフは「ヒトラーにはユダヤの血が流れている」と発言している。イスラエルは反発しているが、ユダヤ人をホロコーストで大虐殺したヒトラーにユダヤの血が流れていたという説は、100年ほど前から囁かれてきました。

しかし、1970年代には「ヒトラー=ユダヤ人説」ほぼ完全に否定されています。ヒトラーがユダヤ系だった証拠はありません。

2022年5月のイタリアのテレビ局とのインタビューで、ウクライナのゼレンスキー大統領がユダヤ系なのに、ウクライナを「非ナチ化」するという主張をどう説明するかと聞かれ、「われわれがユダヤ人ならナチ化とはどういうことかと言うが、私はヒトラーにもユダヤの血が流れていると思う」と述べ「長い間、賢明なユダヤの人々が最大の反ユダヤ主義者はユダヤ人自身だという意見を聞いている」と指摘した。

なにか知っている可能性もないわけではない。ロシアはヒトラーと思われる遺骨の一部を保管しているといいます。ヒトラーの遺体を確認したのはソ連軍のみで、それがヒトラー生存説も生まれましたが、顎の骨というのが、ロシア連邦保安庁で現在も保管されている。西側諸国は真偽を疑っていますが。

ヒトラーがユダヤの血が流れている。この噂は1930年、ナチ党が一挙にドイツ第2の大政党に躍進したときに広まり始めという、ハンス・フランクから広まったという説。

ヒトラー自身もこの疑惑を抱き、その年の末、ナチ党法律局長のハンス・フランクに、自分の血統を念のために極秘に調べてくれと頼んだという。すると、彼の父親が私生児であったとの事実が判明した。

というものだが。調べても出てこない。

ヒトラーの側近で、絶大な権力を持ちユダヤ人虐殺を指揮していた人物の1人であるが、権力争いの負けて、最終的には左遷されている。戦後、ニュルンベルクの裁判で死刑判決を『死に直面して』という本を著わし、その中で「ヒトラー=ユダヤ人」説があるというのだが、その本の存在が調べても出てこない。

日本では手塚治虫の「アドルフに告ぐ」という作品が一般的。ユダヤ人の血が入っているという設定であり、ユダヤ人を根絶やしにせんとしながらも自身の血に苦悩する物語です。

手塚治虫は、歴史家ジョン・トーランドの「アドルフ・ヒトラー(1979年)」から発想を得ている、この著書にはピュリツァー賞を受賞し高い評価を得ている。断言はしていないが、ユダヤ系ということを示唆している。

連合国側が流した説もあります。「権威を失墜させるため」ということなんですが、迫害が行われていたことは知っていたと思われすが、詳細は戦後だったはず。

ボルマン、ヒムラー、ハイドリヒ、ローゼンベルクなどのなち高官もユダヤ系の血がはいっていると噂されるが、真偽は不明です。政治的権力争いの可能性もあるため、本当のところはわからないが、噂を払拭するために、ユダヤ人に対する迫害が苛烈を極めたともいわれます。

 

 

 

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