神戸地裁「犯人である可能性は高いと言えるが、別人が犯人である可能性を否定し切ることはできない」
刑法でいえば(疑わしきは罰せず)に該当すると、裁判官は判決したということか。
丸田顕・裁判長は「無罪判決を多く出す」として有名な人。裁判員で行われた地裁判決ですから、高裁でひっくり返される可能性は大いにある。
名門組織の組長が、自ら原付きのまたがり犯行に及んだとされる事件。
「物証はなく、判別不能なカメラ映像を引き合いに推認の検察の立証、公判手続も行えず、5年にわたる長期間の勾留」といったい異常な状況をつくりだした。
山健組は、もともとは山口組の主流組織でした。名古屋の坑道会が台頭し、山口組全体を掌握すると、神戸と名古屋で分裂となります。
神戸側のトップ、井上邦雄・組長は山健組出身。
まったく反撃をしない神戸山口組・井上邦雄の不満が溜まっていたといわれる。
ヤクザ世界のわからないところが、この襲撃が抗争相手・坑道会から「男を見せた」と評価され、山健組の中田組長を指示するグループが坑道会が仕切る山口組に出戻りを許されたこと。従わない残留組も半分程度あるとされ、山健組は分裂、神戸と名古屋、双方にできることに。
そもそも無理があった逮捕。最初から公判を維持できるのか?という声は上がっていた。
結果的に山健組は分裂し、神戸側の混乱、勢力を削ぎ落とした。これが捜査機関の目的なのか?犯人が特定する証拠が集められず、だったらトップを挙げてしまえ!というストーリーを兵庫県警が描いたのか?
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