DeNAが川崎駅隣接地に1万人収容の新アリーナ建設 「川崎新アリーナシティ・プロジェクト」発表。神奈川新聞とM&Aonlineより
IT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)は、川崎市の京急電鉄川崎駅隣接地に1万人を収容可能な新アリーナを含む複合エンターテインメント施設を建設する計画を発表した。「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」として2025年の着工、2028年10月の開業を目指す。
新施設はDeNA傘下のプロバスケットボール男子B1川崎ブレイブサンダースの本拠地となるほか、宿泊、飲食、公園機能を備えるスポーツや芸術など文化の発信拠点として整備する。建設予定地は京急川崎駅にほど近い自動車教習所の敷地、約1万2400平方メートル。今後DeNAと京浜急行電鉄が協議し、協定を締結する。運営はDeNAが主体となり、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの経営などで培った知見を生かす。
DeNA本社会長で、ベイスターズの球団オーナーを務める南場智子会長(60)は、記者会見で「川崎から躍動感のある未来を発信し、世界を呼び込むプロジェクトにしようと大変興奮しています」と期待感を表した。
DeNAが買収を加速
プロスポーツとして定着していたプロ野球ですら、球団経営の赤字をオーナー会社が「広告宣伝費」代わりに補填するのが当たり前だった。しかし、2010年代に入ると米国のプロアメリカンフットボールリーグ「NFL」やプロ野球のメジャーリーグ、プロバスケットボールの「NBA」など年間1兆円を超えるプロスポーツ市場が登場したことから、「日本のプロスポーツにも伸びしろがあるのではないか」(南波会長)との見方が広がる。
DeNAは収益化(ビジネスとして成り立たせる)を目指して2011年にプロ野球球団を買収したわけだが、これが新たなプロスポーツ買収の嚆矢*となった。DMM.com(東京都港区)が2017年にサッカーのベルギー1部リーグのシント=トロイデンVVを買収したが、これも広告宣伝のためだけではなく、サッカー事業から収益を得られると判断してのことだ。M&A online
場所は京急川崎駅の裏。ヨドバシカメラアウトレット、関東自動車学校があリます。これを壊して、作る計画のようです。ヨドバシカメラがある場所には、24階建て120mの高層ビル、バスケットボールがメインのアリーナは、関東自動車学校がある場所にできるようです。
ヨドバシアウトレットは以前は、かなりお得な製品があったが、転売ヤーがはびこるようになってからは、在庫処分でも、さほど魅力的な価格は提示されなくなりました。店員さんも嘆いていましたから、店じまいは、やもえないかも知れません。正規のお店もあることだし困りません。
関東自動車学校は、隣の八丁畷駅に飛鳥自動車学校がありますから、これも問題ありません。
京急川崎駅と直結、立地は魅力的です。ここは夜になると怖いくらい、薄ら寒い空気を漂わせます。再開発されれば、多少変わるかも知れません。
DeNAは横浜ベイスターズを運営しているゲーム会社です。以前はプロスポーツを企業が所有する目的は、宣伝による相乗効果でしたが、状況が違ってきているようです。ビジネスとして成り立つようになってきているといいます。
川崎でプロスポーツの運営は成功はしていません。
DeNAベイスターズは大洋ホエールズとして、以前は川崎球場を拠点にしていた球団です。セ・リーグですから、そこそこ客入りはあったようですが、駅から徒歩15分の利便の悪さ、ナイター設備の問題、住宅と隣接しているため騒音問題で、横浜に移ってしまいました。
次に入居したロッテは燦々たる状況で千葉に移転、人気球団となっています。川崎球場はアメフト専用に改装されましたが、ロッテ時代の川崎球場よりもまし、という感じです。
サッカーは、北部にある等々力競技場に「読売ベルディ」がありましたが、Jリーグ人気が落ち着くと迷走、東京に移転します。現在はフロンターレ川崎が健闘しています。
バスケット人気の上昇を受けてDeNAが買収した川崎ブレイブサンダースでも2018年から2023年までの5年間にスポンサー企業は18社から200社へ、スクール会員も30人か1600人へ急増している。読売のような旧態依然とした、宣伝目的としてスポーツビジネスを捉えていないようです。大成功する可能性が秘めています。
立地は大切です。かつて川崎体育館と呼ばれた施設は、「スポーツ」×「文化」の複合施設「カルッツかわさき」2017年10月1日にオープンしました。川崎球場があった場所の対面にあり、川崎駅から15分の不便きわまりません。
プロレスの興行が頻繁に行われていましたが、今では小規模コンサートやイベント会場になってしまいました。弓道場は利用されているようです。
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