米で失速 植物由来肉が不振 そもそも安全?

社会考察

2020年、植物由来肉産業は急成長しました。革命的な商品として、これが主流になるものと思っていましが、風向きがかわっているようです。

米ビヨンド・ミートやインポッシブル・フーズなどの企業は売上が鈍化し、株価は75%下落し、レイオフが行われている。物価上昇の影響があるが、米国人は植物由来の製品を求めなくなった。

2020年、植物由来肉の小売売上高は45%増加し、10億㌦の大台を突破した。ビヨンド・ミートやインポッシブル・フーズといった企業の認知度が高まり、さらに気候変動や動物福祉への懸念もあって、多くのアメリカ人がフェイクミートを試してみようという気になった。あたしいもののお試し期間といったところ。

コロナの影響も売上に貢献した。多くの消費者が、肉不足に直面する中、政府からの給付金を得て、単調な毎日を打破する新しい何かを探していた。しかし、この1年で状況は一変した。

小売データ分析を行うIRIによると、2022年12月時点でスーパーマーケットの冷蔵植物由来肉の売上は前年比14%減となった。また、11月の外食店での植物由来肉バーガーの注文は2019年の水準と比較して9%減少した。

インフレが直撃している現在、従来の食肉の2-4倍の価格の植物由来肉。従来の牛肉の2倍、豚肉の3倍、鶏肉の4倍となっている。この価格差が縮まれば、植物由来の製品の購買意欲を高めることができると思われる。

価格同等性を達成するには、規模が重要になる。植物性肉のサプライチェーンをより効率的にし、リスクへの耐性を高めることは、メーカーのコスト削減につながり、最終的には消費者の値ごろ感を高めることができる

インフレが落ち着けば消費は戻るかもしれないが、コロナ禍での植物由来肉は、定番商品なりうるものなのか?と試された期間である。戻るかどうかは、消費者次第となる。

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日本ではまだ普及段階でないのかも知れません。

バーガーキングなどのチェーン店で販売されていますが、ちょっと違和感がありますが、従来の肉と変わりないレベルまでに達しています。

脂身がないからさっぱりしていますけど、バーガースタイルではいいかも。あとは値段だけかな。従来肉より割安感があると爆発的に浸透する可能性も秘めています。

ヴィーガンになる必要はないとは思いますが、大腸癌が増加しているので推進してほしいところなんですが、果たしてこれが本当に身体に悪くないものなの?という疑問も生まれています。

「植物由来の人工肉は健康に悪い」という複数の指摘が報じられています。

疑われている理由として、人工肉に含まれる原材料。インポッシブル・フーズ(バーガーキングに使用)とビヨンド・ミート(ケンタッキーに使用)が公表している自社の人工肉の原材料を見ると、インポッシブル・フーズの人工肉にはココナッツオイル・ヒマワリ油などが含まれており、ビヨンド・ミートの人工肉はキャノーラ油、精製ココナッツオイル、ココアバターなどを含んでいます。

飽和脂肪酸は、人工肉と通常のひき肉は大差がなく、インポッシブル・フーズの人工肉は通常の肉よりも飽和脂肪酸の量が多い。さらに大豆を加工して肉に近づけている過程で、レグへモグロビンという物質が使用されている。

人工的に作られたレグヘモグロビンが健康に問題を引き起こす可能性があるのではないか?と疑問を呈している。レグへモグロビンは鉄分を含んでいるため、過剰の鉄分は癌や認知症の関連が指摘されてます。

 

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