ベイビー・ドライバー 「男女」と「車」に「音楽」を融合の秀作
【STORY】天才的なドライビング・センスを買われ、犯罪組織の“逃がし屋”として活躍する若きドライバー、通称「ベイビー」(アンセル・エルゴート)。彼の最高のテクニックを発揮するための小道具、それは完璧なプレイリストが揃っているiPod。子供のころの事故の後遺症で耳鳴りが激しい彼だが、音楽にノって外界から完璧に遮断されると、耳鳴りは消え、イカれたドライバーへと変貌する。ある日、運命の女の子デボラ(リリー・ジェームズ)と出会ってしまった彼は犯罪現場から足を洗うことを決意。しかし彼の才能を惜しむ組織のボス(ケヴィン・スペイシー)にデボラの存在を嗅ぎ付けられ、無謀な強盗に手を貸すことになり、彼の人生は脅かされ始める。
【感想】このジャンル、ゲッタウェイドライバー映画は大好き、期待を上回る映画です。 全編音楽が流れるミュージカル的アクション、上質でおしゃれで、ストーリーに整合性が取れている、ゆえに、おじさんには物足りない。それが一番悲しい。若い頃に見たかった作品かな。
監督・脚本:エドガー・ライト
出演:アンセル・エルゴート、ケヴィン・スペイシー、リリー・ジェームズ、エイザ・ゴンザレス
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
偽りの忠誠 ナチスが愛した女 (2016年作品)
【STORY】 1940年、ナチス・ドイツによる他国への侵攻は激しさを増していた。そんな中、退位しオランダに亡命したものの、未だ国内に根強い支持者を持つドイツ最後の皇帝ヴィルヘルム2世(クリストファー・プラマー)の動向を監視するため、ヒトラー政権によりオランダの元皇帝の屋敷へと送られてきたドイツ軍将校ブラント大尉(ジェイ・コートニー)。
そこで彼は、メイドとして働くミステリアスな美女ミーケ(リリー・ジェームズ)と出会い、ひと目で心を奪われる。ミーケもまたブラントの思いを受け入れ、戦時下の言い知れぬ不安から逃がれるかのように、二人は夜ごと激しい情事に溺れてゆく。しかし、ミーケの正体は英国政府の密命を受け屋敷に潜入したスパイだった。やがて、彼女の極秘任務が明らかになる時、二人は過酷な選択を迫られる。
【感想】ストリートしては、ありふれているかな。ナチス親衛隊とユダヤ人英国スパイの禁断の恋愛、お互いの国や立場を越えて、結ばれたロマンティックなラブストーリーです。リリー・ジェームズ目当てだったんですけど、他の俳優の秀逸な演技に魅了されます。また音楽が素晴らしい良作。
出演:リリー・ジェームズ、ジェイ・コートニー、クリストファー・プラマー 、エディ・マーサン
監督:デヴィッド・ルヴォー
脚本:サイモン・バーク
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (2017年)
【STORY】 第二次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランス陥落間近、その余波がイギリスにも迫っていた状況下、就任したばかりのイギリス首相ウィンストン・チャーチルに大きな決断が迫っていた。ヒトラーに屈するのか、それとも闘うのか。
そのたび重なる失策と変わった性格で政界から嫌われていた男が、イギリス絶体絶命の中首相へ就任してから史上最大の救出作戦と謳われた「ダンケルクの戦い」まで、究極の選択と決断に追い詰められた苦悩と葛藤の27日間を描く。
【感想】 新人秘書の目を通して描かれているから、秘書を演じるリリージェームスは大事な役ではあるが、やはりチャーチル首相を演じるゲーリー・オールドマンの圧倒的で「嫌われ者」だった政治家ををチャーミングに演じています。政治家の伝記映画だが堅苦しさはないけど、感動したり、感情移入するとこはないかな。歴史のお勉強映画です。
出演: ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ
監督: ジョー・ライト
脚本: アンソニー・マクカーテン
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