母が胆管癌になった話。医療は進化し生存率は上がってます。(告知編)

治療

72歳の母が胆管癌になってしまいました。去年(2018年3月)のことです。

きっかけは黄疸症状でした。妹が気づいたのですが、黄疸の症状は気づくのは困難です。年齢的に、近所の病院通いをしていたのですが、医療の関係者でも全く気が付かなかったそうです。そのなかには循環器系の内科も含まれます。

あとから気づいた症状としては、黄疸症状が出る前に、数日間寝込んでいたそうです。風邪の重い症状と思ったそうです。一般的に胆管癌の症状は、

  • 黄疸ができ、白色便・黄疸尿・かゆみなどの症状が出る
  • みぞおちや右脇腹の腹痛
  • 体重減少
  • 外陰部に小豆ほどの大きさのしこり
  • 性交時の痛み
  • 食欲不振
  • 全身の倦怠感
  • 発熱

母の場合は、黄疸の前に発熱と異常な色の尿が出ていたそうです。また、タイミングが悪いことに知り合いの看護婦さんから健康食品をもらっていたそうです。黄疸が出る原因として薬の飲み合わせがあるそうです。妹から連絡をもらった時は「きっと薬の飲み合わせだろう」と思っていました。

母の話では、内科の先生の初見で「あ~これは」という反応だったそうです。もちろん、そのまま入院です。

とりあえず黄疸の数値を下げるための処置が行われました。数日間、水も一切飲めません。点滴で栄養が取れているでしょうが、みるみるうちに痩せて、やつれていきます。

連日検査が続きました。 検査台の上でグルグル回るものから、CT、MRI、内視鏡で大腸ポリープも切除しました。その過程で、なんとなく癌の可能性があります。というニュアンスがアナウンスされます。正式な告知は後にありますが、匂わせるのが今風のようです。

告知と今後の治療方針は、外科医の先生でした。相談室というところに本人と家族が集められます。母はなんの検査をしていたのか忘れましたが、麻酔でもうろう状態で、呂律がゆっくりしていました。前日に内科の先生から説明があったようで、本人と妹たちはある程度わかっていたようです。

30代前半の若い先生です。内科の先生は、穏やかで物腰が柔らかく、優しい話し方で接してくれましたが、外科医の先生は180度違います。決して横柄な態度ではありません。

はっきり「胆管癌ですね。ステージ2です」。自信満々の口調で「手術でいきます」。

レントゲン写真と手書きの絵をもとに、詳しく説明してくれました。若い先生なんですが、毎週のように胆管癌の手術を行っているようでした。はっきり物を言う先生で「腹腔鏡手術というのもあるけど、大きくお腹開いたほうが、取り残しがありません」「(72歳)若くないけど、年寄りでもないからね。(手術に耐えられる)いけますよ」

「あ!この先生、大丈夫だ。お任せしよう」。説明を受けるまでは、セカンドオピニオンというが頭にありましたが、妹も同じ考えでした。手遅れになる可能性があるリスクより、この先生におまかせすることにしました。

つづく


治療
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