WHO ダイエット飲料は効果なし 発癌性も指摘

社会考察

カロリーゼロと表示されているダイエット飲料。ダイエットには効果がなく、さらには身体に有害だと世界保健機関(WHO)と言い出しています。

WHOが危険と指摘しているのは人工甘味料。これが体重のコントロールには効果がないと。

2型糖尿病、心血管疾患、死亡の長期的リスクを高める。ただし糖尿病の既往症(症状が収まっている)人は効果が得られる可能性もあると。

長期的に摂取すると、逆に肥満となるという。まるでコントのような話になっている。BMIが高くなり、肥満発生率は76%、2型糖尿病は23%リスクが上昇する。脳卒中、高血圧、心血管疾患、あらゆる死亡リスクも上がると。

WHOは、人工甘味料の使用が長期的に体重や体脂肪率の他の指標に有益であることを示唆する証拠はない。さらに非伝染性疾患や死亡のリスク増加という長期的に望ましくない影響がある。と結論づけている。

反論としては、健康に疑問をいだいている人が手に取るから。発症リスクが元々ある人なんだから、他の要因が関与する。

お決まりの水かけ論です。因果関係?そんなの知りませんよ!。人工甘味料のせいにしないでください!リスク上の原因ではなく、砂糖の代替えとして多く取りすぎたんじゃありませんか?

消費者としては、リスクが有り、危険と指摘されるもの避けましょう。病気なったところで海外では司法がさばきを下す可能性もありますが、日本では無理です。

今更、危険と言われても人工甘味料の歴史は、100年以上前に遡ります。1878年にジョンズ・ホプキンス大学で、とある研究中に「サッカリン」が偶然発見されました。

第一次世界大戦が始まって砂糖が不足したこともあり「サッカリン」は急速に普及します。 製造コストが砂糖よりも安いため、戦後になっても砂糖の代用品として使われ続けた。

一般的には、1982年にコカ・コーラが発売したダイエットコーク。

この成功体験から、コカ・コーラ社は砂糖から低コストの異性化糖主体に切り替え、ニューコークとして売り出します。この異性化糖主体も砂糖に比べ、リスクが高いと言われ、人工甘味料とは違うものです。

通常の砂糖を使用したものオールドコークとし、撤退したことで米国中から大ブーイング、政治家まで巻き込みます。

この失敗につけ込むかたちで、ペプシがマイケル・ジャクソンのCMなどで攻勢をかけ、売上が14%増加。コカ・コーラはオールドコークの復活を余儀なくされますが、これがマーケティングの授業で必ず取り上げられるコカ・コーラの失敗です。

 

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