イルカ・クジラ 打ち上げられる 災害の前兆?

社会考察

千葉県房総半島の一宮町の海岸でイルカが打ち上げられた話題。イルカやクジラが挫傷する原因は、様々考えれますが、はっきりとはわかっていません。

千葉銚子あたりでは、イルカが上がることは珍しいことではないらしいのですが、大量に上がると不安に駆られます。SNSでは、東日本大震災の7日前にも同様の事態が起きており、イルカの集団座礁と地震の発生に相関関係が囁かれています。いずれ訪れるんでしょうけど、覚悟と準備はしておいたほうがいいのかも知れません。陰謀説界隈ではロシア原潜?突飛な説も浮上しています。

過去の事例から、冷水海域に入って低体温症のような状態になって衰弱したとみられ、沖から陸へ向かって強い風が吹いたことで荒れた海に逆らえず、打ち上げられたと伝えています。

クジラやイルカには自らが出す音波の反響を受け止め、周りの物体との距離や位置を把握するエコーロケーション(反響定位)という能力があります。 しかし、寄生虫や怪我などの影響でエコーロケーションが正常に機能しなくなり、浅瀬に迷い込んでしまい、押し寄せる波と引き潮によって海岸に打ち上げられてしまうという説が有力のようです。

千葉 房総半島の海岸に再び7頭のイルカ 打ち上げられる

30頭余りのイルカが打ち上げられているのが見つかった、千葉県の房総半島の海岸に4日朝、再び7頭のイルカが打ち上げられました。このうち4頭は死んでいたということです。

千葉県一宮町から、いすみ市にかけての海岸では3日、32頭のイルカが打ち上げられ、このうち3頭が死に、残るおよそ30頭は沖合に帰されました。一宮町役場によりますと同じ海岸では3日につづき、4日朝も合わせて7頭のイルカが打ち上げられたということです。

7頭のうち4頭は死んでいて、ほかのイルカも弱っていたということで、町は海岸の様子を引き続き確認することにしています。2023年4月4日

過去には一宮町で67頭、茨城県鉾田市で156頭が打ち上げられたケースも。2015年4月、千葉の一宮町と茨城県鉾田市台濁沢の海岸で打ち上げられた時のニュース。

同じ種類のカズハゴンドウ・イルカ。大人で体長約3㍍、体重200㌔近くになる。1月から4月にかけて、茨城沖の南寄りでエサを取ることが多く、県内でもこの時季にマスストランディング(漂着・座礁)する例が多いといいます。

イルカの集団座礁や普段見ない海洋生物が姿を表すと異変と捉え、地震と結びつける思考は、地震が定期的にある日本人ならではの、肌感覚の危機感なんでしょうが、科学的に根拠は薄いと考えられています。

2023年に入って、東京湾、大阪湾にはクジラは出現して、やはり地震の前兆と結びつけるような人たちが見受けられました。

クジラに関しては、1960年代まで商業捕鯨で、絶滅に近い数にまで減少しましたが、現在は世界的には個体数が回復している。増えすぎているとも。日本近海ではザトウクジラの個体数が増加傾向にあるといわれ、海水温上昇で生息域が北半球に拡大しているため、身近に見られる日が近いかも。

東京湾に迷い込んだザトウクジラは姿を消しました。大阪湾・淀川河口に迷い込んだクジラは、深海にも生息するマッコウクジラでした。結局、力尽きて亡くなりましたが、作業船の費用など8000万円程度かかったようです。

ニューヨークでもクジラ打ち上げ

2023年1月30日、米メディアが報じたところによると、クジラはロングアイランド島南部、ナッソー郡内のリド・ビーチで死んでいるのが見つかった。オスのザトウクジラ。

ニューヨーク州、近郊ニュージャージー州の大西洋岸で死んだクジラが見つかったのは、今回を含めてこの2ヶ月足らずで、確認できただけで10件に。

これだけ頻発すると、日本と同様で自然災害の前兆と憶測が広まるが、洋上にある風力発電が影響と個体数の増加が原因と言われています。環境活動家は、人間の環境破壊が影響を及ぼしていることに結びつけています。ビーチに打ち上げられたクジラ(ロイター)

2020年9月23日、オーストラリア・タスマニア島では、470頭が打ち上げられます。

オーストラリア南部タスマニア島に、打ち上げられたクジラは推定470頭ほどになり、90頭が死んだ。打ち上げられたのは、ゴンドウクジラ群れ。結束が強いことが知られ、何らかのかたちで影響した可能性があると専門家らは指摘している。

470頭のクジラが打ち上げられたのはオーストラリアの最多記録。タスマニア島の最多記録は1935年の294頭。2009年には約200頭が打ち上げられた。オーストラリアで見られるクジラの座礁のうち、8割以上がタスマニア島で発生している。

Map

こちらは芸術家集団のパフォーマンス。オランダの芸術集団Captain Boomer Collectiveによるインスタレーション作品で、環境に対しての保全を訴えています。2017年にフランス・パリのセーヌ川にマッコウクジラが打ちがったというストーリーで、防護服を着た調査員など凝った演出をしています。

 

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