ボルボ株売却 習近平のお気に入り自動車メーカー

社会考察

 

 中国・習近平のお気に入り自動車メーカー吉利汽車(ジーリー、Geely Automobile)

創業者の李書福は、習近平と浙江省党委書記だった時代から親しい間柄にあるとされている。「吉利を支援せずしてどの企業を支援するのか」と。べたべたの癒着関係、国営企業に近い。

スウェーデンのボルボ、2010年からフォードから買収、傘下に収めている。

一部の株を手放すことに動いている。中国の政治的中枢部のお抱え企業ですから憶測を呼びます。

2023年11月、ボルボ・カーの株式1億株を売却すると発表し、同社の持ち株比率は82%から79%に低下した。一方、両社が共同で立ち上げたスウェーデンの高級EV自動車メーカー、ポールスターについて吉利が株式の買い取りなど救済する方針を示している。

2024年4月、スウェーデンのトラックメーカー、ボルボについて保有するクラスB株を全て売却する。売却規模は144億6000万クローナ(約2000億円)相当となる。クラスA株は8850万株を保有し、ボルボの第2位株主にとどまるとした。

クラスA株は議決権があるもの。クラスB株は議決権がなかったり、割安に設定されていることが多い。グーグルの場合、A株、B株、C株が設定されており、A株に議決権があり、C株とは株価は一緒、B株は創業者が所有している。様々です。

ボルボの場合、本体をABボルボといい。いろいろしている企業です。トラック、建設機器、バス、かつては航空機部門もありました。ABボルボに吉利に8.2%出資、自動車部門のボルボカーズを完全に支配している形です。ボルボ全体を支配しているわけでありません。

もともとは冷蔵庫を作っていた。

1986年に冷蔵庫の製造企業として設立。1992年にバイクの製造を開始し、1997年には自動車の生産を始めた。2003年から自動車の輸出を開始する。

2010年、ボルボ・カーズを買収。ロンドンタクシーを生産していたロンドンタクシーインターナショナル(LTI)の株式を保有していたマンガニーズ・ブロンズから経営権を委譲される、コスト削減のため車体の製造も受託し、イギリス国内では最終組み立てのみを行うことを決定した。

2017年5月、マレーシアの自動車メーカーであるプロトン株の49.9%を獲得。イギリスのスポーツ自動車メーカー・ロータス・カーズの株式も51%を取得した。

プロトンはマレーシアの国営企業、マハティール首相の国産車構想により、1985年に政府主導によって設立された。ロータスは1996年からプロトンの傘下になっていた。発足当初、三菱が技術支援を行っていた。

2018年2月、メルセデス・ベンツを所有するダイムラーの株式9.69%を取得して筆頭株主となった。

2018年6月、ボルボ・グループ(ABボルボ)の株式8.2%を親会社の筆頭株主となった。

中国は不動産セクター不良債権などの問題解決ため、過剰生産、飢餓輸出に出ているといわれ、ロシアに古い車を売りつけたり、ベトナムなどの(今は)親中国に、EV車を半ば国策強制として輸出している。

アメリカの大統領がトランプになった場合、思い切り関税を引きあげると思われるため、最終工程だけを任せ、いわば産地偽装にも最適です。

 

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