「ブルダック炒め麺を半年間食べて血尿まで」救急室に行った20代女性
米国で20代の女性が、韓国の即席麺製品「ブルダック炒め麺」を食べて腎臓結石ができたと主張し、話題を集めている。
「ブルダック炒め麺」を食べて腎臓結石ができたと主張する米国の20代女性 4月29日、英紙デイリーメールによると、米ワシントン州に住む健康・美容クリエイターのルーシー・モラードさん(24)
「ブルダック、安らかにお眠りください。懐かしいだろうが、私の腎臓はあなたを恋しく思わないだろう」という短い動画をソーシャルメディアに掲載した。
この映像は現在まで1780万回が再生され、注目を集めた。
映像でモラードさんは最近、激しい腹痛と痙攣症状を経験して救急室を訪れた結果、腎臓結石による合併症の所見を受けたと言った。そして、自分が6カ月間夢中になって毎週食べていたブルダック炒め麺をこのような症状の原因と疑った。
モラードさんは「痙攣を起こした結石の原因が『辛いラーメン』のようだ」とし、「この数カ月間、このラーメンをもっとたくさん食べたが、病院に来る前に血尿が出たこともある」と主張した。
デイリーメールはモラードさんの事例を挙げ、「世界的に人気が急増したブルダック炒め麺には高い塩分が含まれており、腎臓の健康を脅かす恐れがある」と報じた。
また「この辛いラーメンは韓国に本社を置く三養(サムヤン)食品製品で、昨年6月中旬に50億個の製品販売という史上最大の売り上げを記録した」と伝えた。
米国ニューヨークの泌尿器科専門医デービッド・シュスターマン氏も「加工食品に含まれた莫大な量の塩が腎臓結石を誘発する恐れがある」とし「ブルダック炒め麺には一日の推奨量の半分に達するナトリウムが入っている」と警告した。
世界的に人気を得ている韓国の即席麺
代表的な農心と三養(サムヤン)が記録的な売上を上げている。日本でも数年前から農心「辛ラーメン」は定番化されており、スーパーの棚でもよく見るようになりました。発がん性の問題が以前からありましたが、今回は塩分過多による負担が腎臓に招いたようです。
今回、話題になっているモラードさんは白人のようです。
東洋人の食文化は、欧米、特に白人の人たちにとって、体質的な問題が生じます。むかしの話ですが、国際結婚した女性たちが、化学調味料を気を使うようなことが話題になったことがありました。
この原因と言われるのが、「チャイニーズ・レストラン・シンドローム」という言葉です。
グルタミン酸ナトリウム(MSG)を多量に摂取したことによって起生じる、頭痛、赤面紅潮、発汗などを伴う一過性の神経興奮性作用が起きる症候群ことをいいます。
中華料理店でアメリカ人が食後にこれらの症状を起こしたことから病名が付けられています。味の素が忌嫌われる遠因ですが、1968年におきた事象を、長い年月かけて、安全性などを解いてきました。
世界シェアでは
2020年のデータですが、即席麺での世界シェアでは日清食品とサンヨー食品が健闘しています。
世界シェア1位の康師傅(カンシーフー)は、台湾の企業です。企業グループ・頂新国際集団と日本のサンヨー食品が共同筆頭株主、中国市場を狙った共同で作った企業です。サンヨーは33%株式を所有し、伊藤忠なども資本参加しいます。
順位 | 企業名 | 本社 | 世界シェア |
---|---|---|---|
1位 | 康師傅 | 中国 | 9.55% |
2位 | 日清食品 | 日本 | 7.29% |
3位 | インドフード | インドネシア | 7.04% |
4位 | ユニプレジデント | 台湾 | 6.54% |
5位 | 東洋水産 | 日本 | 4.58% |
6位 | ノムシン | 韓国 | 3.98% |
7位 | サンヨー食品 | 日本 | 3.66% |
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