深山祐助 レオパレス21 債務超過から黒字復活?

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レオパレス21が環境省から注意を受けたニュース

レオパレス21に環境省・経産省が是正勧告 廃棄家電の引き取り義務違反

賃貸アパート大手の「レオパレス21」がエアコンなどの家電を廃棄する際に適切な対応をしなかったとして、環境省と経済産業省が「家電リサイクル法」に基づく是正勧告を行いました。

「家電リサイクル法」では、賃貸住宅の管理会社が「小売業者」に該当する場合、物件のオーナーがエアコンなどの家電を廃棄する際に引き取り、メーカーへ引き渡すなどの義務が課されています。

環境省によりますと、レオパレス21は2020年4月から去年夏にかけて、およそ10万台のエアコンや冷蔵庫などの廃棄家電をオーナーから引き取らず、別の業者に回収させていたということです。

環境省と経産省は連名できょう、レオパレス21に対し廃棄家電の引き取りなどを求める是正勧告を行い、今後1年間は再発防止策に関する報告を定期的にするよう求めました。

学生時代、会社説明会に行ったことがあるくらいで、住んだことがないわけですが、友人の家に行ったことがあり、ちょっとびっくりしました。

「壁が薄い」アパートとして有名ですが、本当に隣はもちろん、上下の会話までクリアに聞こえるレベルの防音レベルでした。大学の近くにはレオパレスのアパートが大量にあり、属性は同じ学生だったから、学生寮の代わりのような感じでした。これが社会人とかやばい人種の人だと寒気がします。

今回は、家電の違法な破棄ですが、それくらいのことはやりかねません。ブラック企業としても有名です。ノルマが厳しく体育会系の営業として知られています。創業者・深山祐助は拓殖大学の出身ですから、拓殖大学の運動部系が多く働いているという話も。

2018年5月、施工不良問題が発覚し、世間をにぎわせました。

明らかな不備があるとされた建築物は1万2000棟以上にのぼり、入居者離れが加速したことから同社の業績は悪化の一途をたどり、2021/3期にはついに債務超過に陥りました。債務超過によって上場廃止へと向かうところでしたが、ついに最新の2022/3期末決算で債務超過を解消したようです。

「話すだけで隣人から壁ドンされる」「訪問のチャイムが鳴るとみんなドアを開ける」

ネット上には、レオパレス21の物件に関するさまざまな都市伝説がありました。「隣の人のいびきが聞こえる」「ガラケーの操作音が聞こえる」「話すだけで隣人から壁ドンされる」といった内容です。大袈裟も含めて、少なくとも壁は薄かった……ということは後に明らかです。

2012年以降の物件は改善されているようですが、それ以前の物件は壁薄物件の可能性があります。2012年以降に建てられたレオパレスのお部屋は「ノンサウンドフロア」という高遮音性界壁を導入しています。遮音性が改善されているので、壁の薄さは気になりにくいです。

防火・防音性能に関わる「界壁」が小屋裏部分に一部施工されていなかったほか、天井部の構造に不備があるなどの施工不良問題が2018年5月に発覚。防音性に関しては界壁がない小屋裏部分から音が伝わっていたのではないかと考えられ、「明らかな不備」があるとされた物件は約1万2000棟、総戸数にして19万4000件に。

安全性に問題があれば、当然ながら消費者は離れていきます。施工不良問題が発覚する直前の2018年4月では、同社の物件入居率は92.8%でしたが、2019年12月には78.9%まで落ち込みました。同社の損益分岐点は80%前後であり、2019/3期、2020/3期はそれぞれ800億円、230億円規模の最終赤字を計上。

2021/3期には債務超過に陥り、上場廃止基準となってしまいます。米投資ファンドであるフォートレス・インベストメント・グループから支援を受けると発表しました。資金調達にも成功したことで債務超過を解消しました。入居率も81.2%まで回復し、期末時点で85.1%と戻り基調で、翌2023/3期も増収増益を見込んでいます。

フォートレスがレオパレス21に対して行ったような、経営状態が悪化した企業に投資し、回復したら資金を回収する投資手法は“ディストレスト投資”と呼ばれています。このファンドはディストレスト投資に軸を置く投資会社です。

入居者が戻っている数字が偽っているのではないか?という報道もあります。株価を戻すためにそうされている可能性があると。

http://past-news.takushoku-u.ac.jp/news/120615kifu_fukayama02.jpg

深山祐助(1945年7月29日 – )

不動産会社の大手「株式会社レオパレス21」創業者。親族の創業した同業「株式会社MDI」で代表取締役会長を務めていた。レオパレス21前代表取締役社長の深山英世は、深山祐助の甥である。

長崎県壱岐市出身。1968年(昭和43年)拓殖大学商学部貿易学科を卒業。1973年「株式会社ミヤマ」を設立。首都圏で不動産仲介業を行っていたが、1985年、敷金無料型賃貸マンションの「レオパレス21」事業を開始。

バブル景気の1989年に社名を「株式会社エム・ディー・アイ(MDI)」に変更(Miyama Development Internationalの略)した。2000年、再び社名を変更、賃貸マンションブランドと同じ「レオパレス21」にした。

2006年5月、レオパレス21社が入居者から徴収した手数料を売上げに計上せず過少計上し、この別管理の銀行口座から、創業者社長である深山祐助自身と、知人の企業に計47億円を貸付けていたことが発覚。深山は6月1日、私的流用の責任を取り辞任した。後任の社長に、拓殖大学の後輩である副社長の大場富夫が就任した。

 

 

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