インドの予言少年 アビギャ・アナンド

人物

インドの「予言少年」アビギャ・アナンドさん。

2023年4月までに大地震が起きる、とYouTubeで公開し、話題になっている。2006年生れの16歳。触れ込みではコロナパンデミックも予言したという。

今までの預言者は、曖昧な表現だったり、逃げ道を作っていますが、この少年も然りで、明確な表現をしているようでしていません。地震が起こるとは言いますが、場所などには触れません。

来年2024年までに大地震が来ると予言しています。2023年3月2公開されたYouTubeによると、10月が危険で、10月28-30日に起こるといいます。7、8、10、11、12月も災害が発生する危険が高い。と予言しています。ずいぶん保険かけているようですが、2024年は確かなようです。

オカルトを研究している人たちのよると、予言ではなくインドの占星術を使った予測的なもの、とのこと。

インドは数学的に優秀な国民と云われ、米国のIT企業のCEOに多くを占めています。この少年は、10歳で大学の天文学教室で高成績をあげているといいます。

インドの占星術、自然科学や天文学、経済学などの学問を研究している。という触れ込みですが、どこの大学とか一切出てきませんので、裏付けることはできません。まぁ、YouTubeのチャンネルは100万人を超える登録です、金儲け的なエンタメ占いの段階としてとどまっているなら、消化できますが・・・

少年いわく、第3次世界大戦は2029-2032年に起きると。根拠は「木星と土星の位置関係が対極になる、2029-2032年の間に第3次世界大戦が始まる確率が高い。世界は荒廃し、世界地図も書き書き換わる」。

インドには2011年に亡くなったスピリチュアルリーダー「サイ・ババ」がいました。その後継者的な位置づけなんでしょうか?今のところ、インドの占星術を頼りに展開していますが、これが「霊的能力」「神のお告げ」「自分は特別な存在」とカルトの匂いがしてきたら危ういかも知れません。

サイ・ババは、ダルマとヴェーダを復興するために降臨したと述べ、人々の前で奇跡を起こすことで支持を受けました。批判やトリックを暴かれることもありましたが、無視して宗教指導者として貫きます。

ヴェーダとは、バラモン教とヒンドゥー教の聖典をもとに、長い時間をかけて口述や議論を受けて来たものが後世になって記録されたもの。ダルマとは、正しい行動という感じです。多種多様な意味を持つ主要な概念(わからん難解です)。

日本は地震多発国家ですから、研究はどこよりも行われていますが、「地震予測は無理」と国は転換をしました。東日本大地震は、地震の予測への期待と幻想が崩れ落ち「予知はできない」と方針を変更し、防災の考え方は根底から覆します。

膨大な時間と予算をかけて、たどり着いたのが「なんとなく起きそう」ということだけです。

GPS(衛星利用測位システム)を利用して、地殻変動を迅速に把握が可能になり、地震計や観測網も進化して、プレートの境界線で起こる微振動を捕まえることはできるようになりましたが、それが限界です。

阪神大震災、東日本大地震のときも、空気が乱れていたとか、大気や音の周波数がおかしかった。とすべて後づけで、メカニズム的な解明には遠く及びません。国はできないと判断しました。

この少年は宗教的ではないしろ、インドのカルト的予言にちょっとひかかってしまいます。

2021年3月3日に放送されたTBSの番組『ワールド極限ミステリー』で取り上げられ話題に。バラエティ番組の1コーナーで、YouTuberナオキマンの紹介という間接的な体をとっています。

記憶にあるのは、やはりオウム真理教です。信じられない事件を起こした集団ですが、麻原彰晃は当初、多くのバラエティ番組にキワモノ的な位置づけて出演し、知名度を上げ、信者を増やすことに成功しました。そして凶悪な犯罪集団と変貌をします。

TBSはオウム事件・坂本弁護士一家殺人事件に、間接的に関与していることを忘れいるのかな?

 

 

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