蔵人金男「コロワイド」創業者 M資金詐欺に

人物

外食産業グループの『コロワイドグループ』を築いた蔵人金男(くろうどかねお)さん。

神奈川県逗子市出身、1947年8月3日生。

詐欺師から31億円も騙し取られた裁判が行われています。しかも、M資金の類似系のものというから、驚きです。戦後の混乱期、高度成長の時代ならいざ知らず、いまだに時代に合わせて巧妙に存在しているということですから、詐欺の本質は変わらないのかも。

コロワイドは買収に積極的ですから、資金集めに欲をかいたのかもしれません。

主犯とされる男は、武藤薫と他2名。 詐欺ストーリーの中心的役割果たした男は、79歳という高齢だった。 すでに詐欺容疑で神奈川県県警に2020年6月、逮捕され有罪判決も出ています。2024年3月29日、賠償として36億円の支払命令の処分が出ましたが、戻ってくるのか?

「M資金」とは?

太平洋戦争の戦勝国が管理したとされる「M資金」。隠した巨額の資金があると信じ込ませ、引き出すのが常套手段です。山下将軍の隠し資金とか、形を変えていろいろな話がありました。

今回は、戦勝国が管理している2800億円のプール資金から融資提供が受けられるというもの。買収に積極的で資金が必要な状況で、ワンマン経営だと信じ込ませるのはわけがないのかも。この時、和食チェーン「大戸屋」買収で創業家ともめて、株を買占める資金が必要な時期でした。

財務省の名をちらつかせ『基幹産業育成基金』というありもしない基金を持ち出したといいます。

日本産業を支える一流企業の仲間入り、コロワイドは年2400億規模の巨大企業ですが、なりわいは居酒屋稼業です、心くすぐられるのかもしれません。不確かな情報ですが、ネット上では在日なのでは?ともいわれます。超ワンマン、パワハラ気質とも。

年代的に在日人は日本人には怨念があるでしょうし、戦勝国や台湾王朝の血筋などのワードが心許すものだったのかもしれません。神奈川県逗子の出身とあります、戦時下の横須賀、逗子の周辺には、軍の地下施設が建設されました。50万人以上の労働力が動員され、うち朝鮮系(強制連行)の人たちが数千人とも、そのため多くの小規模なコミュニティがあります。川崎の桜本周辺のように、大規模で密集しているわけではありませんが。

居酒屋「甘太郎」

1963年に開店した「甘太郎食堂」がルーツ。

1977年「居酒屋・甘太郎」として業態変更し、1980年に神奈川県を中心に拡大していきます。フランチャイズではなく直営方式です。神奈川県民には馴染みがありますが、東京に行くと知られた存在ではありませんでした。2000年には東証2部に上場。

ここから買収戦略にかじを切ります。人口減少と酒離れが相まって、既存の居酒屋チェーンの業績が悪化、債務超過に陥った同業を吸収、そして他業種に活路を求めます。HPより。

2002年の売上収益は284億円、2018年には2400億円となり16年で規模は大きく拡大します。経営悪化、債務超過に陥った企業を買収、再生させる戦略です。コロナ渦直前まではうまくいっていましたが、打撃を受けます。

牛角、大戸屋は再生がうまくいきましたが、かっぱ寿司は回復できずにいます。コロナ以前の水準に戻せるかもしれませんが、稼ぎ頭の牛角は、「焼肉キング」「焼肉ライク」などの新興勢力に押されつつあり、頭打ち感は否めない。

サイゼリヤのように国内の赤字を海外で埋める?そんな詐欺に引っかかるようでは、ちょっと危ぶまれるかもしれません。

 

 

 

 

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