毎日の食事で野菜や果物をしっかり食べるのは難しいもの。特に、果物を食べる人は年々少なくなっており、2002年から2019年の17年間で、日本人の年間の世帯あたり果物消費量は約3割も減少。なかでも20~40代の果物の消費量が低いことがわかっている。
果物にはビタミンやミネラルが豊富に含まれている。特に身近な果物の中で、栄養素充足率がもっとも高いのがキウイフルーツだ。「キウイフルーツはグリーン、ゴールドともに『鉄を吸収するビタミンC、葉酸、たんぱく質(アミノ酸)を分解する「アクチニジン」、食物繊維など』が含まれていて、ゴールドキウイは1個で厚生労働省が推奨する1日のビタミンC摂取量を摂ることができます。
さらに、海外の研究では、若い成人男性にキウイフルーツを1日2個、6週間与えたところ、気分障害や疲労が減り、活力が増加したという研究結果もあります」
キウイフルーツはもっとも効率的に栄養を摂取できる「ポジティブ・フード」の一つといえる。また、キウイフルーツは半分に切るだけで、スプーンですくって食べられるので、簡単に食事に取り入れることができる手軽さも魅力。
キウイフルーツの効能は?
キウイフルーツにはビタミンCのほか、ビタミンEも豊富に含まれている。 「キウイフルーツに含まれるビタミンEにも、高い抗酸化作用があります。 それだけでなく、血行を促す作用もあるため、冷房などによる冷えの改善や、むくみ予防などにも効果が期待できます。
朝食にキウイを食べる方も多いかと思いますが、一日の中で腸の動きが最も活発に活動するのは、午前0時前後です。 そのため夕食を食べた後に食べる「夜キウイ」がオススメ。 便秘の解消に加え、睡眠中に分泌される成長ホルモンにビタミンCが加わって、コラーゲンの合成が促され、より美肌効果を高めてくれます。
キウイ 1日に何個?
厚生労働省と農林水産省が合同で策定した「食事バランスガイド」によると、果物の一日の摂取目標は200gとなっている。 キウイフルーツやみかんなら2個、りんごや梨であれば1個が目安となるが、実際にそれだけの量を食べられている人は日本人全体のわずか16%程度です。
キウイの抗菌作用は?
特にグリーンキウイに豊富に含まれている食物繊維は、プレバイオティクスとして作用し、腸内細菌叢を整えます。 それにより、抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用をもつβ-ディフェンシンの産生が促され、免疫力の維持・増進につながる。
新しい種類も出荷されていますが、まだ高いです。
ゴールドキウイ(120~180円くらい)
ゴールドキウイの木には虫が付きやすいため、新たに開発されたのがサンゴールドキウイです。果肉の色は黄色ですが、ゴールドキウイと違ってとがっていません。サンゴールドキウイは甘みが強くとてもみずみずしいのが特徴です。
ビタミンCも豊富に含まれていて、1 個で 1 日に必要なビタミンCをとることができます。ニュージーランド「キウイ」のゼスプリ社が日本人の味覚に合わせて開発した糖度が高く果肉の黄色いキウイです。今ではテレビCMの効果もあり名前が知れ渡りました。8月いっぱいの入荷です。
現在はゴールドキウイは、サンゴールドキウイに置き換わっています。
スウィートグリーンキウイ(400円くらい)
スウィートグリーンキウイが市場に出回ったのは2012年で、新しい品種です。ニュージーランドからの新しい種類です。果肉は緑色で、グリーンキウイと同じですが、味はひと味違います。みずみずしくフレッシュな甘さが特徴です。爽やかで甘い、普通のキウィとは違う、新しい味が楽しめます。これも値段が高いです。1個400円程度で、高級スーパーで扱われている商品です。
国産キウイ(100円くらい)
ニュージーランド産が切れる時期は国産物が産地を切り替わりながら入荷します。特に愛媛産の甘熟キウイは食味良好でおすすめ。12月から4月に出荷されます。
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