ネメシス仮説 太陽は連星だった?大量絶滅周期説

社会考察

太陽系の何処かに観測しきれない、太陽のような恒星もしくは核分裂が小さく恒星になりきれない褐色矮星(かっしょくわいせい)あるのでは?という仮説。

存在は提唱されているものの、強力な赤外線望遠鏡を用いても観測できてない。太陽から10光年以内なら観測できるはずだが、現段階では存在を否定されている。

仮にあるとして、見えない太陽のような星があるから、どういうことか?

1984年、古生物学者のデイヴィッド・ラウプジャック・セプコスキは、過去2億5000万年間の絶滅率の統計的周期性を時系列分析で確認したとする論文を発表しました。

大量絶滅の周期は2600万年と推定。特定されたのは2回のK-Pg境界と始新世の大量絶滅。

K-Pg境界とは、約6550万年前の恐竜が絶滅した事件の地層境界線のこと。メキシコのユカタン半島付近に直径約10kmの巨大隕石・チクシュルーブ衝突体が落下した。この隕石が、大量絶滅の引き金になったと推定されている。

始新世とは、約5600万年前から約3390万年前までの期間の地層を指します。この時代は二酸化炭素が濃く、高温かつ湿度も高かったの時代とされます。

その原因として北大西洋での海底火山活動やそれに伴うメタンハイドレートの融解などの温暖化ガスの大量放出があり、地表5-7℃の気温上昇の温暖化が起こり、元の二酸化炭素濃度に戻るのに3万年を要したとされる。彗星の衝突説もある。

この周期性に地球外から何らかの要素が起因している可能性を示唆します。

太陽系のどこかから2600万年ごと隕石・彗星が送り込まれるのでは?というのがネメシス仮説。

天文学者ピート・ハットなどの複数の研究グループが、デイヴィッド・ラウプジャック・セプコスキの説を後押しする仮説をネイチャーに発表する。

この仮説では、太陽の周りを楕円軌道で公転する未発見の伴星があり、この伴星が周期的にオールトの雲を乱し、その結果として内太陽系に飛来する彗星の数を大幅に増加させ、地球への天体衝突につながったとしている。この仮説が後に「ネメシス仮説」または「死の星仮説」として知られるようになった。

太陽に伴星?「ばんせい」と読みます。

双子星とも。太陽のように明る恒星に比べ暗い。肉眼で見える恒星の半分以上が連星、複数あると言われています。

 

 

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