金日成、金正日、金正恩の3代に及ぶ最高指導者の正当性確保と偶像化に貢献するなど宣伝工作に取り組んだことから、北朝鮮のゲッベルス、プロパガンダのゴッドファーザーの異名を持つ人物。朝鮮労働党宣伝扇動担当書記という肩書だった。
2024年5月7日の夜10時に老衰と多臓器機能不全の治療中に死去、94歳。
2016年くらいまでは精力的に活動していたことがメディアで捉えられている。2019年には党中央委員会顧問に就任。
2015年4月9日に開催された最高人民会議第13期第3回会議の際には、主席壇ではなく一般席に着座していたため、大幅な降格と報道されたが、その後、党幹部の葬儀では、序列5位に記載され、復権が確認されている。
北朝鮮の政治体制で粛清もされず、老衰できることに驚きを持って伝えられている。
出迎えている老人が金己男(キム・ギナム)。
ちな、ご存知だと思いますが、ゲッペルスとは、ナチス・ドイツの宣伝大臣を勤めた人物。
パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス(1897年10月29日 – 1945年5月1日)ナチ党政権下では国民啓蒙・宣伝大臣を務め、強制的同一化を推進した。
第一次世界大戦後に政治活動を開始し、国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)における左派の中心人物の一人となったが、その後はアドルフ・ヒトラーに接近し、第3代宣伝全国指導者を勤めてナチスのプロパガンダを積極的に広め、ナチ党の勢力拡大に貢献した。
第二次世界大戦の敗戦の直前、ヒトラーの遺書によってドイツ国首相に任命されるが、自らの意志でそれに背き、ヒトラーの後を追って家族とともに自殺した。
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