ニチガス悪質勧誘で業務停止命令

ニチガスによる悪質な勧誘。行政が3ヶ月の業務停止命令を決定しました。

東京とその周辺は東京ガスが整備されていますが、少し地方に行くとプロパンガスの割合が一定数あります。私の住んでいる神奈川県・川崎市は都市ガスですが、実家の横浜市はプロパンガスの割合がかなりあります。

実家も建てたときはプロパンガスでした。作るときにガス機器、給湯器、キッチンなど業者が割安で提供してくれる見返りに「プロパンガス業者を紹介」という感じです。8年くらい使用する条件だった記憶です。これも疑問でしたが、都市ガスがないと選択肢はプロパンかオール電化しかありません。

10年目くらいのときに、東京ガスがインフラが整いました。もちろん無料ではありません。町内にある程度の人数が手をあげて、ガス機器の交換を含むと130万くらいかかったと思います。都市ガスのほうが1万くらい安くなりますし、毎月のプロパンガスのボンベが交換に来る必要もありません。犬を飼っていると何気にストレスです。

東京ガスの方も無金利のローン、電気代などをまとめると割引もありお得です。

ニチガスとは関係がなかったプロパンガス業者だったはずですが、解約をして、東京ガスの工事が始まる前くらいまで、やたら勧誘が来たことを覚えています。

これが、悪質リフォーム業者まるだし、スーツを着慣れてない詐欺師みたいな営業マン風の男、高齢の父親が1人の時を狙って女性営業…工事が始まってからは、さすがに来なくなりましたが、やたら「CMを見たことありません？出川がでてるやつ」と。

まぁ営業は、仕方がないかも知れませんが、胡散臭さが漂います。

実家にしつこく営業に来たのもニチガスと名乗っていましたが、委託業者？CMを打っている企業だから利用したのか？門前払いをしていたのでわかりかねます。

「点検させてください」と勝手に入ってこようとする手口は絶対に注意です。行政や誰もが知る大手企業の名前を上げるやつも。録音もしましょう。最初に提示する値段は疑いましょう、後で釣り上げるのが常套手段です。

契約した東京ガスや工事に来た人から聞きましたが、プロパンガス業者・業界は、なかなかの闇があるようで「リフォーム業者も兼ねているところは、ちょっと注意した方がいい」と言っていました。

プロパンガス業者は、地域ごとに営業エリアが決まっているようで、協定のようなものがあると聞きます。横浜市の外れ、少し歩けば藤沢市です。ニチガスは横浜市では営業していないようですが、藤沢・湘南では営業所があり活動しているようです。

今回、業務停止命令が下されたのは、埼玉県が舞台のようです。

「ニチガス」に3か月の一部業務停止命令

「電気・ガス小売業者の不適切な勧誘相次ぐ」消費者庁が注意呼びかけ

自宅を訪問して、電気やガスの勧誘を行う際、特定商取引法に違反する行為があったとして、消費者庁はきょう、ニチガスに対して一部業務停止命令を出しました。

消費者庁が3か月間訪問販売に関する業務を一部停止するよう命じたのは、家庭向け電気・ガスの販売を行う「ニチガス（日本瓦斯）」です。

消費者庁によりますと、自宅を訪問して電気やガスの営業活動を行う際に、契約しない意思をはっきりと伝えられたにもかかわらず、「簡単に済む」として勧誘を続けた行為が特定商取引法違反にあたるということです。

また、実際には料金が安くなることはないにもかかわらず、「1年を平均すると、切り替えたほうがメリットがある」と事実と異なることを告げて勧誘を行っていたケースもあったということです。

全国の消費生活センターなどには、このようなニチガスの勧誘に関する相談が、2020年度からの3年間で、850件以上寄せられています。

ニチガスは、今後の営業活動においては、コンプライアンスの遵守に一層の注意を払うとした上で、事実関係や処分の内容について「見解の相違がある点については法的措置をとることを含め、見解を主張していく」としています。

また、消費者庁は、ニチガスにかかわらず電気・ガスの小売業者による特定商取引法違反が相次いでいるとして、消費者に対して、契約を締結する際にはよく確認するよう呼びかけるとともに、経済産業省に対し、これらの事業者に対して注意喚起を行うよう求めました。

1955年に、岩谷産業の創業者・岩谷直治の長男、岩谷徹郎が設立します。

岩谷産業はLPG分野で日本の市場占有率1位の総合エネルギー企業、カセットボンベ式卓上型ガスコンロをやはり日本初の市販化しました。岩谷産業とニチガスとの間には資本関係はなく別会社ですが、LPG業界では名門です。