最近まで犬と猫を一緒に飼っていたことがあります。猫は20年、りき(柴犬♂)14年、かれん(柴犬♀)16年と長寿を全うしてくれました。
猫は、捨て猫でした。
赤ちゃんでしたが、野生がしばらく残っていて、食事をあげると、唸り声を上げて威嚇していたのが印象的です。ちくわが大好物だったな~。
とにかく気が強く、ちゃんと食事を分けているのに、犬たちにちょっかいを出して喧嘩をしていました。
病気は1回だけです。尿結石にかかりました。これにはびっくりです。
トイレの中でぐったり倒れていました、舌を出して、一瞬、死んでるのか、と
慌てて病院に連れていき、即入院です。
1週間の入院で8万くらいです。手術は回避できましたが、した場合、30万から50万の費用がかかる、と言われ血の気が引いた、記憶があります。
毎日、接しているのに体調が悪いことを、わかってやれないものです。
少し食欲がないかな、ぐらいです。
苦しかったことを、気づいてやれなかったことに、罪悪感をいだきながら、(退院)むかえにいったのに、女性の獣医さんや病院スタッフになついて、私が触れた途端、牙をむくように嫌な態度をとったことは、忘れられない。
病気はそれだけですが、体質と言われたので、食事には気をつかました。
猫の尿路結石症には、尿がアルカリ性に傾くことでできる「ストラバイト結石」と、酸性に傾くとできる「シュウ酸カルシウム結石」があります。これらは食事の偏りが原因で起きるといわれています。猫がもともとあまり水を飲まずに濃度の濃いおしっこをすることも原因のひとつに挙げられます。
また、メスと違って尿道が細くカーブをしているオス猫は尿道に結石が詰まりやすいので注意が必要です。なお運動量が低下し、トイレに行く頻度が減ると言われている肥満気味の猫も尿路結石になりやすいといわれています。
確かに、かなりの肥満でした。猫は犬と違って、いやらしいんですよね。
最初は「ごはん頂戴♥」可愛くおねだりするんですが、応じないと、ひたすら泣きまくります。大きな声で。寝ているときなんかは、耳をかじられたり、しました。
かれん(柴♀)とよく喧嘩していました。ちょっかいを出すんですよね。今考えると、犬のほうが散歩に行ったり、していたから、嫉妬していたのかな。
肥満のため体格的には、互角でした。頭は猫のほうが数段良かったよけど。
親が郊外に引っ越してからは、すっかり落ち着いてしまいましたが、以前のように密に接することもなくなってしまったような気がします。お風呂に入ってきたり、布団の中で一緒に寝るようなこともなくなってしまいました。
老衰ですが、その半年くらいは、異常な鳴き声を発して徘徊をしていました。発情期みたいな「夜泣き」です。高齢猫は認知症や甲状腺機能の異常によって夜泣きをすることがあるようです。投薬で楽になる、と言われましたが、マンションではないし、近所迷惑になってないようですので、ほっとくことにしました。
この「夜泣き」は、すごいものがあります。全身全霊で泣いている感じです。ヨボヨボ、ふらつきながら、家の中を徘徊して、泣き続けていました。
死期が近いのが、よくわかります。
亡くなる前日の姿です。
猫は亡くなる前に、いなくなると言われていますが、うちの場合、和室のど真ん中で息を引き取っていました。
可愛げのある方ではありませんでしたが、20年共にすると涙が出ます。
でも十分生きたしね。人間年齢だと96歳です。
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