中古車販売大手『ビッグモーター』。この会社は過去に水増し請求や事故の保険会社への水増し請求などなど、数々の問題を起こしており、消費者に迷惑をかけるだけではなく、最悪の労働環境としてもブラック企業として名を馳せています。自動車に関する仕事についている人の間では知られた話ですが、再び問題が指摘されている。
講談社の「FRIDAY」誌が、工賃の水増しや保険金の過剰請求のために客の車の整備で不正を行っていたとする告白が、によって報じられました。
またも水増し請求か…「客のタイヤを意図的にパンクさせ…」
「客のタイヤをパンクさせる方法」をレクチャー、交換費用や保険金で利益。過去にも数々の「不正」が報じられているビッグモーター…兼重宏行社長や組織的な関与は「ない」のか?
熊本の店舗の店長がレクチャーとして顧客のタイヤをパンクさせる動画を撮影していた。
東京都港区六本木に本社を構える「車を売るならビッグモーター」のキャッチフレーズが有名な、中古車販売のビッグモーターは、中古車・新車の販売や中古車の買い取りだけでなく、車検や整備・板金塗装、自動車保険の代理店事業も手掛けています。
2022年8月時点で全国に300以上の店舗を構え、2021年11月時点のグループ計の売上高は6,500億円、買い取り台数は5年連続日本一の5万台を謳うなど、中古車販売業界の中でも最大手の規模を誇る企業です。
2022年2月、滋賀県のびわ湖守山店に、不正改造などを理由に近畿運輸局から事業停止処分が下された。2023年2月には佐賀県の唐津店、3月には熊本県の熊本浜線店が車検の不正などを理由に九州運輸局から保安基準適合証の交付停止や民間車検場の指定取り消し処分を受けている。
以前にも保険会社に修理費用を水増し請求していたことが内部通報によって明らかになったことや、自動車保険の契約件数に関する不祥事も報じられていました。
過去にも数々の「不正」が報じられているビッグモーター。兼重宏行・社長は組織的な関与は「ない」としており、現場の不適切として責任を押し付けています。
各店舗等に数々の「ノルマ」を与え、達成できなかった場合は罰金等もあったとされています。それでも組織的な関与については否定しています。「工場と見積作成部署との連携不足や、作業員のミスなどによるもの」と現場に責任を押し付けるとも思われかねない見解を示しています。
販売から買取・車検・修理・板金塗装・損害保険・リースなど、自動車に関することを全て自社で100%対応する「ワンストップショッピング型」の店舗を西日本を中心に展開している。
大きく躍進したのは、2005年4月、関西地区の老舗の中古車ディーラーである「ハナテン」を傘下に収めてから。2013年10月以降、ハナテン直営店舗の店名を「8710」(ハナテン)から「BIGMOTOR」に変更。2016年3月1日、ハナテンのフランチャイズ全店舗を「ビッグモーター」に転換し、ハナテンが消滅。
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