日産の北米のブランド・インフィニティ「QX60」
2021年の発売の超大型SUV。2023年に入っても高い評価を受けている。値段的にも、このクラスでは安く販売は好調のようです。4万9200ドル(日本円で約690万円)
2023年のIIHS評価基準では「側面衝突テスト」が変更され、「夜間の対歩行者正面衝突防止試験」の項目も追加されるなど、2022年より厳しい内容となったため、TOP SAFETY PICK+に選出されるモデル数が減少。しかし、そのような状況でもQX60は2022年に引き続き最高の評価を獲得し、その高い安全性が認められている。
最高出力295ps、最大トルク270lb-ftを発揮する3.5リッター直噴V型6気筒エンジンを搭載。これに9速ATを組み合わせ、燃費は最高で約11km/Lを達成しています。
カタログ値ですから、リッター8kmくらいでしょうか。日本では発売されていませんが、田舎では知らせるなら気持ちよさそうな車です。日産もBEVに傾斜しつつありますが、米国にはガソリン車の投入続けるようです。「中国を喜ばせるだけ」とEVへ反発が起きているようですから、動向はまだわかりません。
インフィニティのブランドはカルロス・ゴーンが育てたブランドと言われます。彼が日産に君臨する前からあったブランドですが、うまくはいっていませんでした。
1989年11月8日に、アメリカ合衆国市場向けの高級車ブランドとして設立。設立当初は流通システムの不備から販売は低迷したが、ルノーとのアライアンス発足後のカルロス・ゴーン体制下においては、高価格・高付加価値型車両中心のブランドとしての販売網整備と車両のデザインの改良が行われた。その後、G35(日本名:スカイライン)のヒットします。
カナダを含む北アメリカへの展開に続き、1996年に中東、翌1997年に中華民国、2004年に韓国、2005年にロシア、2006年に中国およびウクライナ、2008年からはヨーロッパ市場へ参入。2012年にはオーストラリアに上陸し、展開国数は40カ国を超えた。
2010年4月、ルノー及び日産とダイムラーAGとの間で、小型車向けに共通した新設計思想の採用、高効率のディーゼルエンジンとガソリンエンジンの共用化および小型商用車領域での協業など、幅広い分野での戦略的な協力に関する契約を締結。インフィニティ向けにダイムラーAGよりディーゼルエンジンとガソリンエンジンの供給を受け、2013年には欧州向けのQ50にダイムラーAG製のディーゼルエンジンが搭載され、2014年には引き続きQ50にガソリンエンジンが搭載された。
2010年8月にはチューニング部門である、インフィニティ・パフォーマンス・ライン (IPL) が設立され、同年12月よりチューニングカーの販売が開始された。
2012年4月、本社機能を香港に移転。日産ではこの移転により「日産本社の意向に束縛されないブランド展開」を打ち出すと同時に「アジア発の高級車ブランド」との姿勢を鮮明に示すことを狙っていた。しかし、2020年半ばにその本社機能を香港から横浜へ移転する事が発表された。
ホンダもアキュラ(ACURA)というブランドがあります。1986年にアメリカ合衆国・カナダで開業した高級車ブランド。
トヨタのレクサス、日産のインフィニティが、1989年設立ですから、より早くブランド化をしています。ホンダはアキュラをスポーツと高級車としてブランド化が成功し、大衆車だけのライナップからの成功を収めたことから、トヨタ、日産は模倣したことになるが、トヨタのレクサスの販売戦略に破れ、後塵を拝している。
現地生産化、大衆車の販売で成功したホンダは、より上級の自動車市場への進出を計画、1985年には、アメリカ現地での研究所として、ホンダR&Dアメリカ社の技術開発センターが、オハイオ州に完成。
1986年にアキュラが開業、全米60店舗のディーラーを通して、スポーティーカー(現在でいうスポーツコンパクト)のインテグラと、フラッグシップのレジェンドの販売が開始された。
開業初年には、早くも自動車ブランド別の顧客満足度調査において第1位を獲得し、アメリカでの高評価が定着した。アキュラブランドの販売は、カナダでも1986年から開始された。同地においては独立したディーラー網の展開はなく、ホンダブランドの下での併売となっている。
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