カナダグース狩りが多発しているというニュース。
米国の首都ワシントンで高級アウトドアブランド・カナダグース狙った「追いはぎ」事件が増加しているという。
「カナダグース強盗」の発生件数は、過去2カ月間で5件。ジョージ・ワシントン大学では、キャンパス内で2件発生。いずれも複数人の容疑者に、銃などの武器を突きつけられて奪われている。
拒否した学生は、暴行されて負傷していると伝えています。大学では「カナダグース」の着用を控えるようにと警告している。
ジョージ・ワシントン大学は、オックスフォードやスタンフォードより劣りますが、かなり上位の大学です。米国で大学は1700あるといわれ、22位ランクされています。政治学が代表的な学部かと。
裕福な海外留学生を受け入れることで、知られており、富裕層には人気があります。学費は年額で700万円×4年で2800万円です。日本の大学生と違いアルバイトはあまりできないので、寮費、生活費などを加えると余裕で3000万超えです。
少し前に、中国人富裕層の子息たちが、フェラーリなどの高級車で通学しているニュースもあったかと思います。
高級ダウンジャケットのカナダグースの追い剥ぎして、自分で着るわけでもないでしょうから、なんとも言えない話です。ただワシントンで発生している「カナダグース狩り」は2023年のものですが、2019年のイリノイ州で多発していたようで、わかりやすい標的のようです。
日本でも1990年代ナイキの「エアマックス狩り」というのが社会を賑わせました。異常なプレミア価格が乗っかているため、米国「カナダグース狩り」とは若干違いますが、追い剥ぎという点では一緒です。
1990年代中頃、スニーカー人気が爆発的に高まり、プレミアム価格が上乗せされ、定価よりはるかに高価で取引されるようになっていました。
特に1995年に発売された「エアマックス95」は大人気となり、1998年までの約3年間は生産、販売が追いつかない品薄状態が続いたため、非常に高額で取引されるようになっていた。販売店によっては、中古の場合で十数万円、新品の場合は六十万円程度の価格を付けたケースもあるとされる。
新品だけでなく中古品であってもかなりの高額で取引されたため、エアマックス95を履いた人物を襲撃、暴行し奪い取る事件が頻発し、「エアマックス狩り」「マックス狩り」と言われ社会問題化した。奪い取ったエアマックスをそのまま犯人が着用する場合もあれば、転売されるケースも。
異常な状況でした。
エアマックスじゃないにしても、エアフォースのジョーダンモデル?そんな感じのスニーカーを履いている少年に、大人が「いくら?売ってくれる?」と声をかけている光景を見たことがあります。秋葉原からの帰り道だったかな。
暴力団が偽物を作り始めて、ブームは収束したといわれます。
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