『エマ・ストーン』演技派女優の作品

映画

『ヘルプ 心がつなぐストーリー』2012年

【STORY】1960年代の米ミシシッピを舞台に、白人女性と黒人家政婦たちの友情が旧態依然とした街を変革していく様子を描いたベストセラー小説の映画化。

南部の上流階級に生まれた作家志望のスキーターは、当たり前のように黒人のメイドたちに囲まれて育ったが、大人になり白人社会に置かれたメイドたちの立場に疑問を抱きはじめる。

真実を明らかにしようとメイドたちにインタビューを試みるスキーターだったが、誰もが口を閉ざすばかり。そんな中、ひとりのメイドがインタビューに応じたことから、社会全体を巻き込んだ大きな事態へと進展していく。

【感想】近年、稀に見る傑作です。ほとんど男性が出てきません、娯楽映画ではありませんが、非常に見やすい作品であり、人間ドラマとしても一見の価値があります。

ミシシッピ州ジャクソンの小さな町の話ですから、黒人解放運動の話には波及しません。ゆえに静かで重厚な人間ドラマに仕上がっています。

監督:テイト・テイラー
出演:ヴィオラ・デイヴィス、エマ・ストーン、ブライス・ダラス・ハワード、オクタヴィア・スペンサー

『Easy A(邦題 :子悪魔はなぜモテる)』 2010年

【STORY】 カリフォルニアの田舎町に住む普通の高校生のオリーブ。彼女はヴァージンなのですが、意地を張って「セックスした」という発言が学園中に広まります。

そんな時、いじめられっ子のゲイに「僕とセックスしたことにしてくれない?」とお願いされ、彼を助けるために承諾。そんな噂を聞いた学校中の虐められているオタクたちからもお願いされ続け、救済のつもりで承諾。

一方で、オリーブは学校中の男とお金と引き換えにセックスしているビッチと噂され、嫌われ者になっていきます。

【感想】 エマ・ストーンを主演に据え、彼女を一躍トップスターに押し上げた作品です。小説『スカーレットレター』をベースに現代風にアレンジした青春コメディ映画。 青春コメディの中でも秀作です。

監督:ウィル・グラック
脚本:バート・V・ロイヤル
出演:エマ・ストーン、ペン・バッジリー、アマンダ・バインズ、リサ・クドロー

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』 2017年
容姿もテニスプレイも完コピしています。

【STORY】 映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』は、ビリー・ジーン・キングとボビー・リッグズによる、実際にあった世紀のテニス男女対抗試合”バトル・オブ・ザ・セクシーズ”を描いたコメディ映画です。

この試合は、1973年に行われた当時29歳の天才女子テニスプレイヤー・ビリー・ジーン・キングと、現役を退いた55歳の生きる伝説ボビー・リッグズが行った有名な“男女対抗試合”。

“バトル・オブ・ザ・セクシーズ”=“性別間の戦い”と呼ばれて人々に衝撃を与え、試合会場はもちろん、テレビ中継でも前代未聞の視聴率を記録し、多くの人々が見守りました。

リッグスはキングとの試合前に当時“テニス界で最も有名な母親”として知られたマーガレット・コートと母の日に試合を行っています。

コートを圧勝で下した後、今度は男女同権を訴えていたビリー・ジーン・キングと試合をしたいとキングに挑戦状を突きつけたのです。

男性至上主義のボビーの考えを改めるべく、そして当時全米テニス協会の女子の賞金は男子の8分の1でしかなかったことに異議を唱えるべく立ち上がった最強女子王者のビリー。

この試合の際、“Sugar Daddy”(パトロン)の文字入りの黄色いジャケットを着てド派手挑発的に登場をしてコートにあがりました。

【感想】実際のビリー・ジーンは結婚歴はあるが、同性愛を告白している。そのため男尊女卑の戦いに、そこへLGBTも絡んでくる。話がぶれてしまった感じが否めない。

1984年にドキュメンタリー映画が制作されているが、そちらを見てしまうと、コメディ要素が陳腐に感じられてしまうかもしれない。

それくらいボビー・リッグスは、ショーマンシップに富み、強烈な個性です。噂では、マフィアに多額の借金があり、命がけのピエロを演じていたと言われています。

監督:ヴァレリー・ファリス&ジョナサン・デイトン
脚本:サイモン・ボーフォイ
出演:エマ・ストーン、スティーヴ・カレル、アンドレア・ライズブロ

『教授のおかしな妄想殺人』(原題: Irrational Man)2015年
『教授のおかしな妄想殺人』 Photo by Sabrina Lantos (C) 2015 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

【STORY】 並外れた変人と評判の哲学科教授エイブが、アメリカ東部の大学に赴任してくる。

若い頃は政治活動やボランティアに熱中し、世界中を飛び回ったエイブだが、今では学問にも恋愛にも身が入らず、慢性的に孤独な無気力人間になっていた。

しかし教え子ジルはそんなエイブに恋心を抱き、彼を救いたいと考えていた。そんなある日、たまたま立ち寄ったダイナーで迷惑な悪徳判事の噂を耳にした瞬間、エイブの脳裏に突拍子もない考えがひらめく。

それは誰にも疑われることなく、自らの手で判事を殺害するという完全犯罪への挑戦。すると奇妙な“生きる意味” を発見したエイブはたちまち身も心も絶好調となり、ひたすら憂鬱だった暗黒の日常が鮮やかに色めき出す。

一方、ジルはまさか彼の頭の中におかしな妄想殺人が渦巻いているとはつゆ知らず、別人のようになったエイブに困惑しながらますます恋心を燃え上がらせていくのだった。

巨匠ウディ・アレン監督が、人生における不条理さを独自の考えのもとに描いたブラックコメディー。人生とは何かがわからなくなった哲学教授が奇妙な生きがいを見つけたことで、生きる喜びを取り戻していくさまをつづる。

【感想】ストーリーが二転三転して、展開が読めないので見入ってしまう。一歩間違えればホラーにもなる絶妙なブラックさが面白い。

ウッディ・アレンらしい皮肉が効いてます。思いもよらぬタイミングで、思いがけぬセリフやモノが伏線となっています。肉食系で、女子大生ファッションのエマ・ストーンが魅力的、かわいい。

 

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