アメリカの巨大IT企業がリストラを始めています。景気後退を予見しての予防的処置だと思われますが、グーグルは巨大ゆえに注目されています。
海外の若者では”TikTokの次”を探り出しているような状況ですし、何が売れるかは分からない、売れたものを維持するのも難しい時代に入っている。YouTubeは周回遅れに突入しているが、オールドスタイルとして生き残るのか?今までITではそれが許されず、淘汰され消滅してきた。
日本では、YouTubeの古株が収益が減ったと嘆いています。
広告収入は減っていませんが、再生回数が芸能人などの大量参入によって、あおりを受けているようです。テレビバラエティの真似事をしている人や大食いなど単調で飽きられやすいYouTuberはこのタイミングで淘汰されそうです。
古くからのYouTuberは、再生回数が落ち、活動停止が相次いでいる状況。これが通常の新陳代謝で新たなスタイルへの移行と捉えるのか?YouTube自体はインフラとして生き残るが、YouTuberっていうビジネスモデルはそのうち終わると思うアナリストが多い。
単価が比較的安い健康や美容系、情報商材系の広告が増えている。「スマホひとつで大儲けの副業」詐欺、マルチの広告が繰り返し流されるようでは終焉は近い。
チャンネル数自体の増加による競争激化、若者を中心にTikTok、インスタグラムストーリーズなどのショート動画を好む傾向も影響している。 Netflixも広告付きプランが始まり、視聴者の可処分時間の奪い合いが激化している。
今後、専業で生き残れるのは自力でスポンサーをつけられる一部のYouTuberのほか、専門性があって中身の濃いコンテンツを配信している人に限られてくると思われる。
不透明になっているのはまちがない。ただ、TikTokが脅威と指摘されていますが、中国アプリが覇権を握ることはないと思われます。すでに政治家たちは規制に動いているようで、80年代の日米経済摩擦で見られたようにはじき出される可能性は大きい。
YouTube のストリーミング広告、すでに時代遅れに?「ブランド各社はいまや、TikTokに夢中」
動画とクリエイターを活用したオンラインマーケティング競争が激化するなか、一部のマーケターや代理店幹部は、YouTubeのストリーミング/TV広告事業に一時期の勢いがないと評価している。
YouTubeは、ストリーミングサービスが充実したプラットフォームとしての地位を固めようとしているが、メディアバイ担当者によれば、YouTube上で「ソーシャルメディア」と「動画ストリーミング」のどちらに広告費をつぎこむかの判断が難しくなっており、広告の2面作戦は同社に不利に働きかねないという。
また、マーケットプレイス事業者の乱立化に加えて企業の広告予算抑制、ソーシャルメディア広告におけるTikTokの躍進といった現象もYouTubeにとっては向かい風になる。
ブランドの多くは、ソーシャルメディア施策を増やす構え。YouTubeは最近、SNSコミュニティやソーシャルハブの事業者というより、動画プラットフォームとして認識されている。と広告代理店は指摘する。
YouTube以外のプラットフォームへの出稿を検討するのではないか?広告予算が抑えられれば、企業は成長の機会を求めて効果の高いプラットフォームに費用を投入するはず。
YouTubeの広告収入は前四半期、前年同期比で1.9%減少した。これは、広告主の予算が緊縮傾向にあるマーケティング環境にも起因している。加えて、さらなる伸びが見込めるプラットフォームとしてマーケターや代理店に評価され、コンテンツ制作費が最小限ですむTikTokの影響も大きいだろう。
世界経済の先行き不透明感がYouTubeの広告事業収入の下振れ圧力となっているのは間違いない。
「YouTubeは過去数年間、ストリーミングサービス事業者や従来のTV局からマーケットシェアを奪うべく多大な努力を重ねてきたが、その間ブランド各社は、消費者の心をつかんだTikTokを試験的に利用して学習していた。YouTubeはやや準備不足で、対応が遅れたといえるかもしれない」。
米国で急成長を遂げるTikTokは、ほかソーシャルメディアを追い抜き、「動画コンテンツ視聴でもっとも人気のあるプラットフォーム」となった。
若年層、とくに広告主がアピールしたいZ世代に属する消費者に広く受け入れられている。FacebookもSnapchatも、以前に比べてZ世代に対する求心力がなくなってきたため、TikTok以外のソーシャルメディアを介してこの世代に働きかけるのは難しい。
YouTubeの失敗 Originalsのチームを解散
米Google傘下のYouTubeでCBO(最高業務責任者)を務めるロバート・キンセル氏は2022年1月18日、オリジナルコンテンツ制作を担ってきたYouTube Originalsのチームを解散するとツイートで発表した。
YouTube Originalsは2016年にスタートした、YouTubeによるオリジナルシリーズや映画、イベントを視聴できるサービス。当初、有料サービスYouTube Premiumのユーザーのみ視聴できたが、2019年から広告付きで一般ユーザーにも公開されていた。
2020年6月には#BLM運動が盛り上がる中、黒人クリエイターを支援する1億ドルのファンドを立ち上げた。今後は黒人支援とYouTube Kidsのコンテンツ支援のファンドのみ継続する。
キンセル氏は終了の理由として、YouTubeパートナープログラムの急速な成長で新しい機会が生まれたことと、YouTube Originalsの責任者、スザンヌ・ダニエルズ氏が3月に退社することを挙げた。
「YouTube Originalsのグローバルヘッドを務めるスザンヌ・ダニエルズ氏と彼女のチームは、数々の国際的な賞を受賞した番組を制作しました。その視聴回数は数十億回に及んでおり、素晴らしいクリエイターや社会問題に光を当てて、新たな視聴者にYouTubeを紹介。
YouTube Originalsは2016年にスタートし「ベスト・キッド」の公式続編である「コブラ会」や、ジャスティン・ビーバーのドキュメンタリーシリーズ「ジャスティン・ビーバー: シーズンズ」などの番組を制作しています。
シーズン2までYouTube Originalsが制作した「コブラ会」のシーズン3以降はNetflixで配信されているほか、ダンス映画「ステップ・アップ」のドラマシリーズである「Step Up」はシーズン3以降がTV局のStarzで放送され、当初YouTube Originalsで制作予定だったコメディドラマの「ビカミング・ア・ゴッド」はTV局のShowtimeで放送されるなど、いくつかの番組はYouTube Originalsを離れています。
一方、今日のYouTubeクリエイターパートナープログラムには200万人以上のクリエイターが登録しており、過去3年間でクリエイター・アーティスト・メディアに30億ドル(約3400億円)以上を支払ってきたとキンセル氏は主張。
コミュニティの急速な拡大に伴う投資の再検討などの要因から、YouTube Originalsを縮小する決定を下したとのこと。
NetflixやAmazonなど既存の動画配信サービスほど話題作はなかった。「YouTube Originals」の予算は何億円も費やしているとのことですが…
話題になったのは、昔のベストキッドの続編「コブラ会」ぐらい。これも見れなくはなかったけど、月1180円のサブスクを契約して見るような作品ではなかった。Premiumには他の特典ありましたが、無料期間でやめてしまいます。
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