2020年の大統領選出馬し、有力な候補でもあった女性下院議員。2024年10月22日、共和党に入党することを発表した。
ドナルド・トランプとカマラ・ハリスが大統領選挙を接戦でやり合っているさなか、共和党への鞍替えを発表、手厚くトランプの集会で披露された。カマラ・ハリスとは犬猿ともいわれ、このタイミングで民主党を強烈に皮肉る。
民主党の大統領選挙予備選では、下院議員だったため有力候補とはいかないが、大手メディアは有力候補と高く評価、すくなとも副大統領にはなれた存在。2020年3月19日に民主党予備選挙からの撤退を表明し、ジョー・バイデン前副大統領への支持を表明した。
すでに、2022年10月に民主党から離党していた。離党の理由として
「民主党は今では、臆病な”ウォークネス”(人種差別や格差是正などを声高に訴える人々を示す俗称)によって動かされる、戦争を挑発するエリート集団になってしまいました。ウォークネスはあらゆる問題を巡って反白人的人種差別を煽り、人種差別を強調することで我々を分断しています。我々の合衆国憲法に正式に記されているところの、神によって与えられた自由を積極的に傷つけ、信仰や霊性を持つ人々に敵対的であり、警察を悪者扱いし、法律を遵守するアメリカ国民を犠牲にして犯罪者を守り、『国境開放』を信奉し、政敵を追い詰めるために国家安全保障局を兵器化しています」
アメリカ領サモア、1981年4月生れ(43歳)。2歳からはハワイに。
2012年からハワイ選出の下院議員、米国議会で初めてサモア系議員であり、ヒンドゥー教徒としても初。宗教の影響なのか、インドを称賛しており、中国には強硬姿勢の発言も多い。
もともと民主党では浮いていた存在ではあった。
2016年の大統領選挙では役職を辞任し、バーニー・サンダースの支持を表明。さらに、トランプが大統領になると新政権発足に向けた人事選考で、ギャバードと面会し、外交・安全保障問題で意見交換したことで、閣僚入りが噂された。
トランプ政権で首席戦略官兼上級顧問を務めたスティーブン・バノンが一般釣りを仕掛けたともいれる。結局このときは、トランプのもとには走らなかった。
2017年に、シリアに入国しバッシャール・アル=アサド大統領と会談したことでも注目を浴びる。ウォール街と多国籍大企業が儲かるだけとしてTPP(環太平洋パートナーシップ)に強固な反対姿勢を示している。
CNNの民主党大統領候補者討論会で、タルシ・ガバード下院議員(ハワイ州民主党)は、カマラ・ハリス上院議員が司法長官および地方検事を務めていた頃の経歴を激しく批判した。
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