アメリカの大統領選が2024年11月5日に行われます。
どちらになるか?
ネットではカマラ・ハリスのネガティブな情報で溢れ、トランプが優勢のようですが、ロイターの直近の世論調査では、まだカマラ・ハリスのリード?とも。蓋を開けてみなければわからない状況となっているようです。
まぁどちらがなってもいいのですが、株式投資やFXという投資のようなギャンブルをしている者にとっては、どちらの流れになるのか?気になるところ。
現在、ドル円は150円付近をうろうろ、7月に162円をつけ、日銀の大規模な介入・政策変更で今のところ天井となっている。
これがどうなる?
トランプは「ドル高」を是正すると発言している。FRBに対して利下げを行なわないよう圧力的発言もすでに初めているようで、
ブルームバーグのインタビューにて「対ドルでの円安や人民元安がはなはだしい」と述べ、対米貿易黒字の日本に対して不満をぶちまけた。2016年のときもありましたから、言いやすいところかという感じであろう。お得意の農作物などを買え!というところ。
まだ当選していないにも関わらず「ドル安」発言をしているため、円高が進行、これを市場関係者は「トランプトレード Trump trade」と言うようです。ようはトランプが大統領となることを前提にした市場の動き。もちろん株式、債権、金、通貨などすべてにあてはまる。
2016年、ヒラリー・クリントンが大統領の椅子に座ると多くの人が思っていたところ、番狂わせが起き「トランプショック」に。市場は動揺し、政権発足時にはドル安・株安となります。
良好な経済環境が保たれることわかると、楽観ムードが広がり反転、株式市場は2018年1月まで上昇します。
その後、コロナ禍が襲うため、トランプ政権の評価は分かれるところ。
大型減税なども行いましたが、中国との貿易戦争で財政と貿易の「双子の赤字」を増大させたことも事実。失業率はオバマ政権期よりも1%下げましたが、雇用はそれほど増えていないのも事実。
この流れを「トランプラリー Trump rally」と呼ぶようです、金融政策を決めるFRBに介入したり、やりたい放題でしたが、これが再び繰り返されるのか?
中国との対立は避けられないため保護主義に走ることは、容易に想像できますが、その過程で日本も巻き込まれるのか?そんな感じが漂う政局かと。
ということは、いったん円高に向かい、景気の冷え込みから円安かな。
「円は安全資産」なんて妄想はすでにありませんが、戦争や軍事的緊張が起きる可能性もなきにしもあらず、安易なポジは危険なのかも。
前回の大統領選挙の模様を描いたドキュメンタリーが、ソニー・ピクチャーズのYouTubeで無料公開されています。分断を悲観する内容で、経済的側面は描かれてわけではありませんが、良質な作品なので。日本語字幕です。
トランプ支持の女性が「(ヒラリーが大統領になるくらいなら)犬の死骸がなったほうがまし」というのは笑える。
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