2022年9〜11月期連結業績で目立ったのが「無印良品」です。
売上高に相当する営業収益が前年同期比11.4%増の1369億円、営業利益が54.9%減の50億円、純利益が同50.3%減の38億円だった。積極出店により増収は確保したが、大幅な減益となった。
原材料費の高騰や円安による仕入れ価格の上昇を吸収できなかったようです。ただ、明るい材料もあり、タイ・シンガポール・マレーシアなどASEAN地域での売上が好調で東南アジア・オセアニア事業は大幅な増収増益となっています。
キャンペーンで打ち出した“あったか綿”インナーが好調だったが、大型家具やファブリック類の不調により、生活雑貨カテゴリーは12.2%減と苦戦が続いている。大型家具は事業モデルを販売型からサブスクリプション型に今春から順次切り替えを進める。
無印良品は様々ところから、真似られ競争にさらされています。ホームセンターの「カインズ」「ニトリ」にも生活雑貨には、パクリ商品がたくさんありますが、お店そのままをパクってきたのが、100均のダイソーの新業態「Standard Products by DAISO」スタンダードプロダクツです。
2021年3月26日、東京・渋谷に100円ショップ「ダイソー」の新業態店がオープン。価格帯は300円(税込330円)を中心に、生活雑貨を展開しています。SNSでは“無印良品のパクリでは”なんて声も。
これが大きく展開されると、無印良品には脅威でしょうが、そもそも無印良品はブランド価値を料金の乗せすぎている!何て言われています。明らかに競合が現れたことで、ブランド価値を維持しながら価格競争をしてくる可能性もあります。もともと西友のPBですから。
更に上のブランド価値を目指す戦略もあるようです。銀座にMUJI HOTEL GINZAというホテルも開業し、暮らしのすべてを無印良品で揃えられ、体験する取り組みもしています。2020年には東京有明にコンセプトは『百貨店を超える“百八貨店”』を開店、話題を集めました。量り売り、お米、野菜、ベーカリー、戸建てまで販売しています。300万程度で購入できる小屋には、ちょっと心動かされます。
個人的な感想ですが、この店鋪が全国展開は難しいような気がします。渋谷と新宿にありますが、ちょっと覗いた感じですが、賑わっていましたが、真新しいものは特に見つからず、欲しい物が見つからない商品が多かった印象です。300円均一ですから、失敗してもいいかなとも思えるところだけが、好印象でした。
300円均一業態は、スリーコインズが先行企業ですが、ここ女性ばかりで男性を拒絶している感じがするので、その点では客層を分け合えるのかも知れません。ただダイソーも若い女性をターゲットにしているでしょうから、迷走する気配がしなくもないかな。感想です。
業績が芳しくなかったので、最近、セールの無印週間がなかったのかな?
100円ショップ「ダイソー」で高級ブランド・FENDIのロゴが入った布を不正に販売していたとして経営する大創産業などが書類送検されました。
捜査関係者によりますと、法人としての大創産業と仕入れを担当していた20代の女性社員は2022年7月、100円ショップ「ダイソー」の全国の店舗で、FENDIのロゴが入った布を権利がないのに無断で自社の商品として、販売したなどとして商標法違反の疑いで書類送検されました。布は裁縫用に使われる「はぎれ」として売られてた。
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