モスバーガー、営業利益98%減
モスバーガーを運営しているモスフードサービスが赤字に。2023年3月期通期の営業利益は前期比98.8%減の4100万円、最終赤字は3億1700万円。前期は34億1900万の黒字。
他の外食チェーンが回復基調にあるなか、原材料費の高騰が利益を圧迫したかたちですが、モスバーガーは人件費を削ることが
売上高850億5900万円、前年比8.4%増、国内の既存店も前期比で104.1%と好調。原材料費、物流費、人件費、店舗維持費などのランニングコストが吸収できない。
2024年の売上高1000億円を目指し、海外展開を加速している。2023年末時点での海外店舗数は、8カ国・地域の計467店舗。国内店舗が1287店舗。海外事業は好調ですが国内が足を引っ張るかたちです。
少し高級で、国産、手作り感がうりのハンバーガー店ですから、キッチン以外の効率化をする必要があります、が、難しいかも知れません。
個室焼肉店「焼肉ライク」などを手がけるダイニングイノベーション傘下のハンバーガーチェーン「ブルースターバーガー」が2年と持たず、撤退しました。
コロナ禍の2020年11月に「完全非接触」「完全キャッシュレス」を掲げ東京・中目黒に1号店を出店。ハンバーガーを1個170円で販売し、マクドナルドやモスバーガーなど大手チェーンの「対抗勢力」として注目されていた。このお店は注文から製造までIT化していて、肉の専門店が顧客満足度と効率を両立した未来型の店舗であったはずでした。
単価を上げて利益率を上げるしかないのかも。メインのバーガー類はマクドナルドと価格帯はほぼ同じになっている。何となくある気軽に利用できない敷居の高さ、入りづらさ、セットになると割高になる料金設定をなんとすれば…..満足度は高いはずなんですけど。
モスバーガーを創業したのは、櫻田慧という人物です。
岩手県出身。1960年日本大学経済学部卒業、日興証券に入社、1965年退社。米国で知ったトミーズ(w:Original Tommy’s)のハンバーガーを日本人向けにアレンジした「モスバーガー」を、1972年日興証券の同僚3人で事業化させ「モスフードサービス」を設立し、代表取締役社長に就任。1990年からは代表取締役会長。
「一頭買い 黒毛和牛バーガー~特製テリヤキソース~」690円(税込)。2022年12月に発売した赤・茶・緑と、見栄えも素敵なバーガー。テリヤキソース、マヨネーズは少なめで、肉感たっぷりの商品でした。
こういう商品が定番として販売できれば、マクドナルドを超えることも可能かもしれませんが、100万食限定で、赤字だったといわれます。
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