東京・浅草で少年たちがつかまった事件。
「縄張り荒らされた」隅田川沿いで“コルク狩り”高校生ら20人を正座させ…少年ら11人逮捕
東京・台東区の隅田川沿いの遊歩道で2023年1月、男子高校生ら9人がバイクやヘルメットなどを奪われる事件が発生しました。逮捕されたのは少年ら11人。
警視庁によると、被害に遭った男子高校生ら20人が浅草をツーリングしていたところ、少年らに「どこ走っているのか分かっているのか」などと因縁をつけられたといいます。
男子高校生らは、遊歩道に一列に並んで正座させられ、少年らから顔を殴るなどの暴行を受けたという。
男子高校生らのうち9人に対する恐喝などの疑いで、少年ら11人が逮捕されました。バイク7台やヘルメットなど、あわせて241万円相当を脅し取った疑いがもたれています。
被害者らがかぶっていたのは、「コルク半」と呼ばれるクッションにコルクなどを使用した半キャップ型のヘルメットでした。警視庁は、少年らが「コルク半」をかぶっている人を“いきがっている”として襲う“コルク狩り”をしたとみています。
リーダー格の男は「コルク半をかぶって、バイク複数台で大きな音を立てて走っているのを戒めるためだった」と話し、“縄張りを荒らされたと感じた”などと供述しているということです。
やられた側の出身や拠点がわからないため、以前から揉めていたかは不明。たまたま東京周辺の土地からツーリングに来ていたとしたら、ただのカツアゲに近いかもしれません。
ヤンキーにとってはこの、コルク半という半帽はステイタスアイテムらしく、時折、事件になっている。
10年前の2013年10月、東京・大田区で起った「コルク狩り事件」が最初に話題になったと思います。大田区では、暴走族の許可がないとコルク製のヘルメットをかぶることができないというルール。とちょっと笑ってしまう話題です。
因縁をつけるのにいいアイテムなのかも知れません。「コルク半」とは、内側の緩衝材にコルクが使われた野球帽型のヘルメットのこと。
2013年に、東京・昭島市でコルク半をかぶった少年を殴り、車に乗せて連れまわした無職の男4人が逮捕されている。2016年にも東京・豊島区で同様の事件が発生している。
神奈川県川崎市でも2020年6月に因縁をつけ恐喝する事件が発生している、22歳の男性に言いがかりをつけて高校生が逮捕されている。川崎では2000年頃に「コルク狩り」が流行したが、暴力団関係者が襲われて、暴力的な形で沈静化したと言われています。
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