エホバの証人。
駅周辺で、パンフレットを無言で持って立っている人達がそうだと思われます。特に声かけして勧誘するわけでもなく、隅の方で、静かに立っています。
うちの近所にもいました。ピアノの調教師をしていた夫婦です。子供が同級生で、それほど仲良くはなかったけど、勧誘とかされたことはありませんでした。数ヶ月に1度、学校を休むのですが、その届けを、その子の母親から頼まれ、先生に持っていっていました。先生は私の前で開封して「わかりました」と。
個人情報の取扱が希薄なかった時代ですから、内容がわかりましたが、先生は学校を休んでまで宗教活動をすることにちょっと不満の表情です。川崎大師という土地柄、仏教の関係者もある手前もあるかと思います。が、ちょうどその頃、マスコミで取り上げられる問題が起きていました。
あの宗教か?と子供ながらに記憶しています。スターウォーズマニアだったのは関係あるのかな。
私が住んでいるのは、川崎市です。エホバの証人輸血拒否事件(川崎事件)と呼ばれています。川崎事件と呼ばれるのは、他にあるからです。1985年、骨肉腫治療の過程で輸血を拒んだ大分事件。東大医科研病院で、肝臓がん治療の過程で輸血を拒み、病院の判断でおこなった東京事件。
これは最高裁判決で「輸血は行ってはならない」と人格権の侵害となりました。これを期に、病院側は同意書を求めるようになり、事実上、エホバの証人を締め出す結果となっている。
私はT細胞リンパ腫という病気を患っていますが、病気になったときに「輸血・移植」が可能ですか?と説明とかなりの同意書にサインをしました。白血球が下がると輸血するしかありません。宗教上の制約がある人は、耐えるしかないのかもしれません。
聖マリアンナ医科で起きた事件です。
1985年6月6日の午後,川崎市で自転車に乗っていた10歳の男児がダンプカーに接触し,転倒,両足を骨折し,骨が露出した。
救急搬送先の聖マリアンナ医科大学病院では手術が予定されたが,輸血準備中にかけつけたエホバの証人の信者である両親が輸血を拒否。
病院側は両親に対し説得を続けたが,他の信者もかけつける中,両親の意向は変わらず,男児は約5時間後に出血多量で死亡した。
両親は輸血を拒否する際に,「今回,私達の息子(大 10歳)が,たとえ死に至ることがあっても輸
血無しで万全の治療をして下さるよう切にお願いします。輸血を受けることは,聖書にのっとって受けることは出来ません」と記した決意書を病院に提出した。
報道されたところでは,医師がまだ意識のあった患児に対して「生きたいだろう」と声をかけ,父に翻意を促すよう求め,児も「死にたくない,生きたい」と父に訴えたが,父は,「聖書にある復活を信じているので輸血には応じられない」として輸血を拒み通した。本事件における輸血の有効性に関して,医師は,速やかに輸血していれば救命できたと述べていた。
神奈川県警は,輸血拒否と死亡との因果関係について監察医に鑑定を依頼した。1988年1月31日に出された監察医の鑑定書は,「輸血されたとしても,必ずしも生命が助かったとはいえない」と述べるものであった。
これを踏まえて,県警は,ダンプカーの運転手については業務上過失致死罪容疑で送検するが,両親について保護責任者遺棄罪などの刑事責任の追及はしないことを決定した。運転手は業務上過失致死罪で起訴され,川崎簡易裁判所は,1988(昭和63)年8月20日,罰金15万円の略式命令を下した(当時の法定刑は5年以下の懲役・禁錮又は20万円以下の罰金)。
聖マリアンナ医科大学常勤理事会は,事故後間もない1985年6月10日,輸血拒否問題について,「必要と判断された場合には警察の協力を得て支援団体の排除等に努め,両親への説得を続けつつ,人命を最優先し,輸血を行う。これに対する責任は,大学が負う」との決議を発表した。
北野たけし主演でドラマ化されています。このドラマは、TBSのプロデューサー八木康夫が、ノンフィクションライターの大泉実成の同名の著書(現代書館、1988年)を原作に企画したもの。
19世紀にアメリカ合衆国でチャールズ・テイズ・ラッセルを中心に発足したキリスト教系の宗教である。世界本部をニューヨーク州ウォーウィックに置き、ほぼ全世界でものみの塔聖書冊子協会などの法人名で活動している。
2020年の公表値によると、エホバの証人の全世界での伝道者数は約869万人である。 最多国アメリカ合衆国での信者数は約120万人ほどいるとされている。日本においては2020年度の最高伝道者数は212,683人であり、アジア諸国ではフィリピンに次いで多い。
教義、簡単に言うとアダムとイブが神を裏切り、悪魔の悪魔の支配下。大戦争がおこり、地球を取り戻す。その時、受け継いだ罪が許され、永遠に生きられる。(信仰するの自由ですが、ファンタジー?作品みたいです。)
全てのものには創造者(神)がいる。神は唯一神エホバである。
キリストは神の子であって神そのものではない。天使長ミカエルと同一である。当初、神はアダムとイブに地上で永遠に生きられる命を与えた。二人が神に反逆し、天使サタン(「サタン」は「反逆者」という意味)に従ったため、二人とその子孫である人類は永遠の命の権利を失った。それ以来、世界と人類はサタンの支配下にあるが、聖書予言は今が世界の終わりの時であることを示しており、間もなくキリスト率いる神の軍団が大戦争(ハルマゲドン)によりサタンによる支配を終わらせ、地球にパラダイスと神の名誉を回復させる。
その時、神に従う人間はイエス・キリストが地上に来て捧げた贖いの犠牲により、アダムから受け継いだ罪が許され、死んだ人たちも復活させられて神の教育を受け、神に従うことを選ぶなら永遠に生きる機会を得る 。
神の王国は、イエス・キリストの宣教における中心的な概念で、『新約聖書』所収の4つの『福音書』に合計50回以上現れる用語である。エホバの証人のいう神の王国は主に千年王国説(至福千年説)に依っている。千年王国説は、旧約聖書の終末論に由来し、新約聖書の『ヨハネ黙示録』第20章「千年間の支配」「サタンの敗北」「最後の裁き」がその主な根拠になっている。
生物の起源について、一般のキリスト教同様に唯一神、万物の創造者を信仰しているため、進化論ではなく創造論を支持している。
次のような行事は反聖書的・異教由来とみなして祝わない。誕生日の祝い、クリスマス、昇天祭、ハヌカー、贖罪の日の行事、ラマダンの断食、ハローウィン、感謝祭、聖人の日の祝い、聖霊降臨祭、新年の祝い、七夕、節分、ひな祭り、各国のナショナル・デー(建国記念日や独立記念日、革命記念日の祝い)、政党の記念日の行事、戦勝記念日や停戦記念日、終戦記念日の行事など。
輸血を拒否する根拠
聖書中の、いかなる生き物の血も、決して食べてはならない。すべての生き物の命は、その血だからである。それを食べる者は断たれる。— レビ記17章14節(新共同訳)抜粋
といった「血を避けるべき」とするいくつかの記述である。エホバの証人はこれらの記述について、輸血により血を身体に入れることを禁じるものと解釈し、反すれば神との関係において霊的生命とみなすものが損なわれ、無意味な生活、死よりも悪いものがもたらされると考えている。こういった立場は1945年に協会により示されたものである。なお、自己輸血や血液分画の使用については、各信者の良心に基づく判断に委ねられている。
エホバの証人を取り上げている映画
神のゆらぎ 2014年製作
時に人は、ただ奇跡が起きるのを待つしかない。 ともにエホバの証人である看護師と、末期の白血病を患うフィアンセ。老境にありながら情熱的な不倫を続ける、バー テンの男とクロークの女。互いへの失望を偽りながら暮らす、アル中の妻とギャンブル狂の夫。そして取り返しのつか ない過ちを償うためドラッグの運び屋となる、一人の男…。
彼らは気づかない。自分の決断が思わぬところで、他人の運命を変えてしまっていることに。正しい選択とは何なの か。人間に許された最良の決断とは。複数の物語が過去と現在を行き来しながら、その終着点――墜落する運命に あるキューバ行きの飛行機へと向かう、深遠な余韻を残すヒューマンドラマ。
少し違いますが、エホバの証人は枝分かれした宗派です。元はミラリズムと呼ばれるセブンスデーアドベンティスト(SDA)。
創始者ウイリアム・ミラーが1843年にキリストが再臨するという預言が唱えます。この預言は外れてしまいます。この宗教はの予言はよくはずれ、そこで失望した人たちが新しいキリスト教の分派を造ったのです。 その1人がチャールズ・テイズ・ラッセル。エホバの証人の創設者です。
「ハクソー・リッジ」2016年作品・メル・ギブソン監督
沖縄戦、高田高地の激戦を描いた作品です。第二次世界大戦の沖縄戦で衛生兵として従軍したデズモンド・T・ドスの実体験を描いた戦争映画。デズモンドはセブンスデー・アドベンチスト教会の敬虔な信徒であり、沖縄戦で多くの人命を救ったことから、「良心的兵役拒否者」として初めて名誉勲章が与えられた人物である。
高い評価を得ており、Rotten Tomatoesでは86%の数値を得ている。ローリング・ストーン誌のピーター・トラヴァースは星3.5(星4つ満点)と評価している。最も暴虐で血まみれた殺戮」と評価している。
エホバの証人が関係した事件が関係した事件。
南大沢キャンパスでの切り付け事件。
東京都立大学教授の宮台真司氏を襲撃。この事件は犯人は「エホバの証人」を信仰している家庭の引きこもり中年だった。宮台氏を襲った理由は不明のまま、エホバの証人の集会所で自殺をしている。母親は熱心な信者だったという。
2022年11月29日16時半頃、宮台真司氏が教授を務める八王子市の東京都立大学南大沢キャンパス構内で面識のない男に後頭部を殴打されたうえ、刃物で首など数か所を刺され重傷を負った。「都立大の中で男性が顔を切られた」と目撃者の男性から110番通報され、病院に搬送された。全治約1か月の重傷となったが、命には別条はなく、同年12月7日に退院した。
宮台は警視庁捜査1課に対し、この男について「暗がりで誰かわからない」と話したほか、「男とは面識がない」と説明した。
同年12月12日、警視庁捜査1課は殺人未遂容疑で行方を追っている男の動画と写真を公開した。事件発生から約2か月が経った2023年2月1日、容疑者とみられる男性が死亡していたことが判明した。2022年12月16日に自殺を図ったとみられている。警視庁は容疑を固め次第、殺人未遂容疑で書類送検する方針である。
容疑者は相模原市南区に住む41歳の男である。神奈川県内の野球強豪校(桐蔭?)を卒業後、一度も職に就くことがなく引きこもり状態だった。自宅は都立大学から直線距離で約9㌔の所にあり、都立大学や宮台との接点は確認されていない。
カルト教団の被害者救済に取り組んでいる弁護士の紀藤氏は襲撃したと見られる容疑者が「エホバの証人」の集会所で死亡していたとする報道に言及した。早期通報がなされなかったことに、宗教団体の関与を指摘している。2023年2月6日
コメント