『永遠に僕のもの』端麗な少年が起こした殺人

映画

『永遠に僕のもの』(2018年・アルゼンチン配信:U-NEXT / hulu / dTV)

「黒い天使」と呼ばれた17歳の美しき連続殺人犯。倫理感を欠落した美青年が無邪気に狂っていく…泥棒と殺人×ダラダラ感。カジュアルに犯罪を犯す少年。罪悪感は一切ない。清々しく思ったままに行動する。

キューブリックの「時計じかけのオレンジ」を連想させますが、こちらは実話で、単独サイコパスです。全体の色使いが鮮やかで、少年の美しさと狂気をコントラストさせています。

1971年にアルゼンチンで11人もの人々を殺害し、その容姿端麗な姿から「黒い天使」と呼ばれた若き連続殺人犯の実話を映画化したもの。

天使のように美しい17歳の少年・カルリートス(ロレンソ・フェロ)は、何の躊躇いもなく盗みを働き、犯罪を繰り返す。転校先で出会った同級生・ラモン(チノ・ダリン)と親しくなり、二人は様々な犯罪に手を染めていくのだが…。

アルゼンチンでは知らぬ者がいないと言われ、事件から50年以上が経つ現在も服役中のカルロス・ロブレド・プッチ。彼にインスパイアされて生み出された作品です。

ありがち考察ですが、理解不能なサイコパスとして捉えるのではなく、同じ一人の人間として捉えようとさせる・・やっぱ顔かな、美形な男子の犯罪は許されるものではないが、大衆は理解を試みるのかな。不公平ではあるが。

Carlos Eduardo Robledo Puch.jpg

現在も服役中のカルロス・ロブレド・プッチ。

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