米白人至上主義の事件 前年比40%増

社会考察

米で白人至上主義の事件が記録的件数に、前年から40%急増しているというニュース。

トランプの支持している愛国的右翼・プラウドボーズなどが暴れているようであるが、黒人・有色人種に限らず、ユダヤ人も標的にしている。宗教的に相容れないため、このユダヤ系団体と白人至上主義の軋轢の歴史は長い。

トランプ元大統領は、娘イバンカの夫、つまり娘婿のジャ. レッド・クシュナーのことも気に入っています。 彼は敬虔なユダヤ教徒です。外交政策も徹底してイスラエルよりだった。

Forbes JAPANから引用 2023.03.12

  • 米国における白人至上主義プロパガンダの拡散は、2022年に記録的なレベルに達したと、名誉毀損防止同盟(ADL)が3月9日のレポートで述べた。背景には、極端なオンラインコミュニティで増幅されるヘイトと暴力が挙げられている。

    ADLによると2022年には全米で6751件の白人至上主義に絡む事件が発生したが、これは同団体がデータを開示し始めた2016年以降で最多の件数で、前年から約40%の急増だった。反ユダヤ主義のプロパガンダに絡む事件の件数も、昨年は2倍以上に増加し、2021年の352件から852件に増加したという。

    プロパガンダに絡む事件は、ハワイを除くすべての州で報告され、最も多かったのはテキサス州(538件)、マサチューセッツ州(379件)、バージニア州(357件)、ミシガン州(270件)の順だった。ADLが調査した約50の白人至上主義グループのうち、パトリオット・フロント、ゴイム・ディフェンス・リーグ(GDL)、ホワイト・ライブズ・マター(WLM)の3つが起こした事件が全体の93%を占めていた。

    ADLによると、白人至上主義者らがプロパガンダを広める方法は、ここ数年で変化している。例えば、キャンパスでのプロパガンダ事件は、3年連続で減少して219件となり、2017年以降で最も低い水準となった。一方、高速道路の陸橋に掲げられることが多い横断幕の数は2022年に40%近く増加し、白人至上主義者のイベントの数も前年比55%増だった。

このニュースで気になったワード「ADL」ユダヤ系のマフィア・ギャング映画にはでてくるワードです。

ADLは反ユダヤ活動する監視する組織。日本でも時々話題になる、2016年にアイドルグループ・欅坂46がナチ風の制服で問題になった時、米国のサイモン・ウィーゼンタール・センターという団体から苦言があった。秋元康が謝罪することで収まりました。

1995年には、文藝春秋が発行する雑誌「マルコポーロ」がホロコーストを否定する記事に激怒、廃刊に追い込まれている。日本で活動している形跡はないが、情報収集力は世界各地に及ぶ。

ADLはユダヤ人結社「ブナイ・ブリス」(1843年に設立されたユダヤ人の互助組織)から豊かな財政支援を受けて1913年に設立されたユダヤ人団体である。 ADLはアメリカに25の事務所を、カナダに2つの事務所を持ち、人事・コミュニケーション・教育・都市問題・社会問題・宗教・法律の専門家を含む300人の職員を抱えている。

イスラエル支援を前面に押し出し、シオニズムに反対する者たちやイスラエルを非難する者たちへ圧力をかけている。

元CIA幹部であったビクター・マーケッティはADLについて次のように語っている。

「アメリカにおけるADLの力にはすごいものがある。 ADLはどのような人にでも然るべき地位や仕事を与えることができ、そこから引きずり下ろすこともできる。 また、企業を成功させることも失敗させることも自在にできる。 今日のウォール街はADLやユダヤ人新興勢力のなすがままになっている。 アメリカ国内に張り巡らされたユダヤ組織網を使うことでADLは議会のメンバーを当選させることもクビにすることも好きなようにできる。 マスコミの人達も、ADLとADLを支持する人々に怯えながら仕事をしている」。

シオニズムに反旗をひるがえしたユダヤ人ジャーナリストのポール・ゴールドシュタインとジェフリー・スタインバーグは著書『ユダヤの告白』の中でADLについて包み隠さずに次のように述べている。

「ADLは、ユダヤ人が非難されるたびに『反ユダヤ』と叫ぶような組織を作ることで、ユダヤ人に向けられた非難の内容を覆い隠し、正当な非難と正真正銘の反ユダヤ主義との区別をあいまいなものにしてしまおうとしてきた。 ADLは今日アメリカやヨーロッパやラテンアメリカの全てのユダヤ人社会にその触手を伸ばしている。 ADLは多くの地方で弁護士会を組織することによって、また、州および連邦裁判所の判事の選任に影響力を行使することによって、アメリカの司法機構のほとんど全てに多大な影響力を与え続けている」。

1993年3月頃、ADL不法スパイ事件が公にされた。

この事件はサンフランシスコで起きます。 多くのアメリカ国民の個人情報を記録した秘密ファイルがサンフランシスコのADL事務所にたくさん保管されていることが分かったのである。 しかも、ADLがアメリカ国民の個人情報をどうやって手に入れたのかと言うと、サンフランシスコの各警察署に勤める警察官を通してであった。

それらの秘密ファイルはどれもサンフランシスコの各警察署が保有していたものだった。 ADLは多額の資金を賄賂として使い、多くの警察官を抱き込んでいった。 また、ADLは多くの警察官を豪華なイスラエル旅行に誘い、イスラエルの情報機関モサドの下で訓練させていた。

サンフランシスコだけではなく、シカゴ、アトランタの警察官を通して個人や団体の秘密ファイルを収集していた。当初は一部マスコミのみが取り上げていたこの事件は次第に反響を呼び、ついには大手新聞も報道するまでになった。最終的に、ADLには有罪判決が下された。

マフィアとの関係も強かった時代もあるといわれ、伝説のマフィア「マイヤーランスキー」の系譜と言われている。情報が少なさすぎて、実際のところわかりかねますが、繋がりあったことは確かなようです。

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