「ツナ」と「シーチキン」の違いとは?
「シーチキン」は、はごろもフーズ株式会社が製造し、販売している缶詰の商品名です。登録商標担っているため、他の企業は使用できませんが、中身は一緒「ツナ」です。チキンとありますが、食感が似ているためだけで、チキンがはいっているわけではありません。
発売当初は、国内流通するツナ缶が、はごろもフーズ「シーチキン」が専有していたことから、認知されました。2013年、ツナ缶売上金額のメーカーシェアは、はごろもフーズが第1位で65%、いなば食品が4位で6%のシェアを占めている。 はごろもフーズ、いなば食品だけでな く、その他メーカーのツナ缶も前週よりも 売上が伸びている。
はごろもフーズ「シーチキン」とその他のツナ缶も含めて、ほぼ静岡で製造されており、98%のシェアを誇ります。静岡市清水区には、ホテイフーズ、SSK、いなば食品はいずれも清水の企業。
ツナという言葉は、英単語の“tuna”からきています。「スズキ目サバ科マグロ族」の総称。
マグロ属、カツオ属、マス属なども大きく分けてマグロ族の中に入ります。ややまどろっこしいですが、カツオもマグロの属性に入るようで、カツオもツナと呼ばれ、ツナ缶の材料として認められています。
ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ)
びんながまぐろを使用したものは「ホワイトミート」と呼ばれ、白っぽい身の色をしており、身がやわらかいことが特徴です。身の色は白く、臭みも少ないことからお値段も少しお高めです。
キハダマグロ・メバチマグロ・かつお
きはだまぐろ、めばちまぐろ、かつおを使ったツナ缶は「ライトミート」といい、身がしっかりとしていて、身が黄色みがかっていたり赤みがかっていることが特徴です。ライトミートの方がリーズナブルな価格で購入できます。
はごろもフーズの「シーチキンL」はマグロが使われており、「シーチキンマイルド」ではカツオが使われている。
カロリーを気にする方向けのノンオイルやボディビルダー向けのパーフェクトノンオイルなど商品類は多彩だが、病気予防の観点だと多少オイルがはいっている方がいいと言われています。
ツナ缶には、老人は特に摂取した成分が多く含まれている。
認知症予防に効果があるとおなじみの、DHA(ドコサヘキサエン酸)
こちらも魚油に多く含まれているn-3系脂肪酸の一種で、常温でも固まりにくいという性質があります。脳を活性化させる効果があることから認知症の予防や脳の発達促進に効果が期待できます。また、動脈硬化の予防改善にも効果的です。クロマグロの脂身やサバ、ブリなどにも多く含まれています。
血液をサラサラにする!EPA(エイコサペンタエン酸)
魚油に多く含まれているn-3系脂肪酸の一種で、血液をサラサラにする効果があり、血栓の予防や高血圧の予防に効果的です。動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病予防にも効果が期待できます。イワシ、サバ、ブリ、アジなどにも多く含まれています。
骨のカルシウム沈着にかかせないビタミンK
ビタミンKはビタミンDとともにカルシウムの吸収をよくする働きがあります。また、骨からカルシウムが溶けて血液に流れ出るのを防ぐ役割があり、骨形成に重要な働きをしています。さらに、血液凝固成分を作り、ケガをして出血をした際に出血を止める役割もあります。食品に含まれているビタミンKの他に、腸内細菌によっても合成されます。
老化防止の成分が、しっかりは摂取できる素晴らしい食材です。カロリーを気にされないなら、おにぎりのシーチキンマヨでもいいかも知れません。
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