シャープは元々、3流メーカーです。

ラジオが世界的に売れましたが、国内のブランドイメージは最悪でした。

1990年前後は消費者から「松下さんのシャープ(早川)」と呼ばれ、シャープの新製品が売れず後から発売した松下電器の製品がヒット商品になることがよくありました。早川というのはシャープの全身ですが、蔑む感じで電気屋さんが使っていた記憶です。「すぐ壊れるよ」という風に。

関西に拠点をく松下、サンヨー、シャープが比較されますが、関東においては家電量販店の格安の目玉商品、部屋においてあるとシャープというロゴをシールで隠すくらいの恥ずかしさがありました。

ワードプロセッサ、電子手帳などの製品で、松下が追随しないところで、独自性を築くことに成功したましたが、ソニー、東芝、松下、日立、三菱に比べると一段下がる企業には違いありません。

すべてを払拭するための薄型テレビの投資は、勝負だったと思いますが、身の丈に合わなかった背伸びは、見事に砕け散り、台湾企業の傘下に。

日本の市場に参入は2011年、ハイセンスのシェアは9.3%。東芝とレグザは合わせて23.6%。ハイセンス傘下を合計すると33%のシェア。(調査会社GfKとBCNでは差がある)