Amazon Prime Videoで配信されています。オリジナル作品。プライム会員なら追加料金無しで視聴できます。
60年代の公民権運動や文化のうねりのさなか、各界のカリスマ的存在であるモハメド・アリ、マルコムX、サム・クック、ジム・ブラウンが自分たちの役割を熱く語り合う特別な一夜を描いている。
2013年に初演された舞台劇『One Night in Miami』を原作としています。
1964年2月、プロボクサーのカシアス・クレイ(後にモハメド・アリと改名)はヘビー級の世界王者となった。そんなカシアスを祝うために、友人たち(マルコムX、ジム・ブラウン、サム・クック)はマイアミに集まった。マルコムXは活動家、ジム・ブラウンはアメフト選手、サム・クックはミュージシャン。
4人は純粋に酒を楽しむつもりだったが、話題が公民権運動に及ぶにつれ、「自分たちは差別に苦しむ同胞たちに何ができるのか、また、何をすべきなのか」という問題に向き合っていく。本作はアメリカ文化史に大きな足跡を残した4人による架空の対話を通して、今もなお根深く残る黒人差別の問題を描き出す。」
史実じゃありません。完全フィクションです。
BLM(ブラック・ライブズ・マター運動)が爆発した2020年に作られたアマゾン・オリジナル作品。完全なフィクションなので実際にマイアミで4人が会った事実もないし、時間軸もいい加減に作っている。
公民権運動に興味がないと退屈かもしれない。4人の黒人のおじさんが、モーテルの一室でただ延々と会話している場面が大部分。
アメフト選手のジム・ブラウンは、故郷の白人に「君は郷土の英雄だ」ともち上げられ、最後に「でも、黒人は家には入れられないんだ」と突き落とされる。その老いた白人の悪びれない、さも当然のような顔がこの問題の根深さ恐ろしさを語っている。
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