「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣・被告は実刑 8年6ヶ月。
詐欺をそそのかしたホストは執行猶予つきの有罪判決という結末。高額な掛け売りを要請する悪質ホストが社会問題になってるのに、ホストに効果的な罰を下せない現行法の無力に問題があるのか。
“頂き女子りりちゃん”が貢いだ元ホストの男(27)に判決 懲役3年・執行猶予5年・罰金80万円
“頂き女子りりちゃん”が貢いだホストに有罪判決。歌舞伎町の元ホスト・田中裕志・被告(27)。
判決などによりますと、田中裕志・被告は「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣・被告が詐欺で得た金と知りながら、ホストクラブの飲食代として3850万円を受け取った罪などに問われています。
裁判で被告は起訴内容を認め、検察側は「渡邊被告に『詐欺は立件されづらい』と助長していた」などとして、懲役3年6か月に加え罰金100万円を求刑。弁護側は執行猶予の付いた判決を求めていました。
判決公判で名古屋地裁の森島聡裁判長は「ホストクラブで立場を上げるための身勝手かつ利欲的な犯行」などと指摘。
一方で「被害者に1800万円を支払っている」などとして懲役3年、執行猶予5年、罰金80万円などを言い渡しました。
「頂き女子りりちゃん」を自称していた渡邊真衣被告には、懲役9年、罰金800万円の判決が言い渡されています。被告側は控訴しており、2024年9月30日には高裁で懲役8年6カ月の判決が言い渡され、6カ月減刑となりました。
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