マーティン・シュクレリ 金の亡者、嫌われCEO
アルバニアとクロアチアからの移住を両親に持つシュクレリのキャリアは、興味深いものだ。最初に米証券取引委員会(SEC)から調査を受けたのは、16歳だった2000年。うまく空売りを続けていたことが疑わしいとされたためだったが、このときは罪に問われることはなかった。 ニューヨーク市立大学バルーク校で経営学の学位を取得した2004年には、ヘッジファンドMSMBキャピタル・マネジメントを共同創業。SNSでバイオテクノロジー企業をからかうような発言を繰り返しながら、関連企業の株の空売りを続けた。 それからの数年間、シュクレリの仕事ぶりは常に議論を巻き起こし続けた。ウェブサイト上でバイオ技術関連企業を酷評し...