心疾患 フライドチキンとホットドックの危険性

癌予防

フライドチキンを1日1個、死亡リスク13%増加 米研究

新しい研究では、鶏肉や魚などの揚げ物を食べると早期死亡の危険性が高まることがわかりました。アイオワ大学の研究者たちは、毎日1回以上の揚げ物を食べた場合と比較して、死亡リスクが8%高くなることを発見しました。

心配なことに、British Medical Journal(BMJ)に掲載されたこの研究は、特にフライドチキンと魚との強い関連性を見出しました。これは、英国で最も人気のある組み合わせです。1日1回以上のフライドチキンの揚げ物を食べると、何らかの原因による死亡の13%のリスクおよび心臓関連の死亡の12%の高いリスクに関連していることがわかりました。

魚や鶏肉の1回分の摂取量との関連性も見いだしました。運動レベルのような他の要因が考慮に入れられた時でさえも、関連性があります。

1993年から1998年の間に女性の健康イニシアチブ(WHI)の研究に登録した50〜79歳の106,966人の女性を追跡調査しました。平均18年間の追跡調査で、心臓病による9,320人、癌による8,358人、その他の原因による13,880人を含む31,558人の女性が死亡しました。

米国のアイオワ大学のチームが率いる著者らは、次のように結論付けている。
「揚げ物、特にフライドチキンおよび揚げ魚/貝の頻繁な摂取は、女性の全原因および心血管死亡のリスクが高いことと関連していた」と述べました。研究者らは、癌による死亡と揚げ物の摂取との間に具体的な関連はない、と結んでいます。

毎日ホットドックを食べると、死亡リスクは20%上昇します。


WHO(世界保健機関)は、ほとんどの種類の癌は、食生活に原因があると公表している。 そして1980年から、その癌研究分野において実際にどのような食生活や食物が、恐ろしい癌を誘発してしまうのか、調査を開始した。

ドイツの癌研究センターは、 肉食と癌の関連性を明らかにするためにお肉を一切食べないベジタリアン2000人を11年間に渡り調査した結果、 菜食は、癌だけでなく、呼吸器疾患等の疾病リスクを50パーセントをも低下させることが分かった。栄養学と癌研究の分野においても肉食が癌の原因か否か、どう関係しているのかについて興味が高まり、世界中で研究が行われた。

1994年に、イギリスの保健省が11,000人を対象にした研究では、肉食をする人はそうでない人に比べ、癌にかかるリスクが30%上昇することが分かり、癌と肉食との関係性がさらに明らかになった。ハーバード大学では、121,342人の食生活を対象にし22年間調査をした。 そして2012年に、肉食と癌、さらに心臓病との強い因果関係を発表した。

ハーバード大学栄養学部研究者であるAn Panの言葉である。「今までの栄養学の研究で、お肉を食べることが心臓病、癌 糖尿病などの原因だと明らかになってきましたが、私達の研究で、さらにその詳細がはっきりしました。」同大学の研究結果によると、 お肉を毎日40g(アメリカンドッグ1個分くらい)食べると 癌になる可能性が、20%も高くなるという。

1947年の日本人一人当たりの食肉の消費は、1日平均 5グラムであったが、 2015年現在は、一人当たり平均約100グラム(1947年当時の20倍)消費していることからも、癌になる可能性が非常に高まっているということが分かる。

まずは、近年第6の栄養素として注目されている食物繊維が含まれておらず、「抗発癌性」のファイトケミカルも一切含まれていない。 そして血液が酸性に偏り、悪玉コレステロールや血管を詰まらせる飽和脂肪酸が非常に多く、HCA(ヘテロサイクリックアミン)や PAH(多環芳香族炭化水素)のような発癌性の化学物質も多く含まれている。

そして最近の研究結果によると、動物の肉には、Neu5Gcという抗原が含まれており、 それを人間が食べることで免疫反応を過剰に引き起こし、 その状態が何年も続くことで、正常な細胞が癌細胞を形成していくそうだ。

お肉はタンパク質が豊富で人間にはそれが必要、と考える人もいるだろう。しかし、やはりハーバード大学の研究で明らかになったのは、 人間に必要なタンパク質を、動物性の肉よりも植物性である穀物、豆、ナッツ、野菜などからバランスよく摂取することで、タンパク質が全く不足しないだけではなく、癌や心臓病等のリスクをかなり低減させ、さらになんと寿命まで延ばせる、としている。

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