「リンパ腫」CHOP療法・最初の入院(退院・外来)

治療

入院生活も順調です。

初日の夜に、ひどい頭痛。2日目に抗がん剤を投与して、しばらくして嘔吐したくらいです。あとは経過観察という感じです。白血球の数値が戻れば問題ないようです。

何もすることがないため、退屈なんです、本を読むくらいしかありません。川崎市の無料Wi-Fiがあると思っていたのですが、残念ながら、13階の病室は全く入りません。外来フロアまでのようです。タブレットとか持ってきていたのですが、これは誤算でした。

集団生活のような感じになります。

4人部屋で、会話はほとんど筒抜けです。私は3週間の予定ですから、短い人は3日位で退院していきます。私を含め、3人は「がん」の病のようです。抗がん剤や手術の話をしています。私にはできませんが、忙しい看護師さんのことを気遣ったりしたりしています。

しかし、問題のある人はどこにでもいるものです。対面のベッドの人は、インスリンのコントロールが、うまくいかないようで入院をしているようです。60才前後かな。

競馬新聞とラジオを聞く音が聞こえます。レースが始まると独り言を言っているようです。「今のとれたなー。こんなについたのか。」と。誰かと喋ってるの?という感じで独り言がきこえます。独り言を言っているか、鼻歌のような音を立てています。静かにはできない体質のようです。

こういう人は必ず揉め事を起こします。プライドが高いようです。「俺は、今はこんな状態だけど、大きな企業で働いて出世は早かった」とか上機嫌で若い看護師さんに、かまってもらっています。どう見ても大企業で叩いていた感じではありません。競馬・競輪場によくいそうな感じです。身内もいないようで、この人だけ、家族も友人も面会に来てないようです。病院の事務の人と「緊急連絡」のことで、かなりごねていたこともありました。

糖尿病らしくインスリンの打ち方が問題なようで、看護師さんに注意されたことで「今はこんな状態でいろんな人に頼っているけど、嘘つき呼ばわりされて、俺を犯罪者呼ばわりされている!」と。その後は食事なども取らず、ごねごねです。「言っても無駄だから、言わない。」と言いつつ態度で表すものですから、最終的にフロアの看護師長さんが話を聞きに来ていました。ヤクザのやり口に似ています。声を荒げたりするのではく、ネチネチ系です。

インスリンを打つ人は、同じところに長期間うち続けると「インスリンボール」というものができ、期待する効果が得られないため、インスリンの量が多く指示されていることがあります。ようは、別のところに打てばいいのですが、頑固なため言うことを聞きません。同室でこんなやり取りを聞きたくもないんですけど、困ったものです。こっちもストレスを感じます。お気に入り看護師さんがいるようで、指名していたようですが、もちろん断られていました。

私も含めて他の患者は深刻な癌です。

大きな病院のため、朝食事の前にお水を買いに行くと、ベッドごと運ばれていく光景を何回も目にします。白い布に顔まで包まれて、違うエレベーターに運ばれていきます。通常の使うエレベーターは、霊安室がある6階のボタンがないため止まることはありません。ボタンがあるエレベーターが奥にあります。大きな病院では日常なんでしょうね。

病院内の広場的なところから。

髪の毛がだんだん抜けていきます。最終的には髪だけではなく、眉毛、まつげ、全身の毛が抜けるようです。

トンテキ定食。これが一番おいしかった。

 

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